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キセキとラノベ 272 ページ2

*








一瞬動きを止め、そして高尾は顔を手で覆った。



「…想像以上に…ヤベーわ」



そう言って空を仰ぐようにしたものの、顔を覆っていた手を外し、真っ直ぐに彼女を見た。
赤く染まった頬に、彼女はまたくすりと笑いをこぼした。



「真っ赤ですね、和成さん」


「…っ、悪いかよ」


「いえ、何も悪くないですよ?…ただ、高尾さんもそんな顔をするんだなと思っ…」


「…今、なんて言った?」


「え?そんな顔するんだなと思っただけ、と」


「その前!」


「高尾さん?」


「それ。和成、じゃないの?Aちゃん」


「…良いじゃないですか、それに私だって照れるんです、高尾さんって呼び方に慣れてましたから、」


「じゃあ和成って呼ぶ事に慣れてよ!ね!」



そう言った高雄の笑顔を見て、彼女はぼうっと考えた。

___________和成さんの、この笑顔好きです…でも、きっと、それは…_______



「Aちゃん?」


「…何でも、ないですよ」



そう答えた彼女に、高尾は言った。



「俺、鷹の目(ホークアイ)持ってんの。だから何となく分かる。Aちゃん今、考えてたっしょ?答え」


「あ…」


「なんつーか、脈なしなのも分かっちゃうんだよなー…。でも、俺はそれが答えなら、何も言わない」


「…か、」


「今すぐ答えが欲しいわけでもねーし!待ってるからさ、俺は」



そう言って高尾は立ち上がる。



「ほら、迎えが来たぜ?」



彼が指さす方から、チームメイトが走ってくるのが見えた。



「良いチームじゃん?Aちゃんとこのチーム」



彼に答えることは出来なかったが、その言葉には、答えることが出来た。



「はい、私にはもったいないくらいの…とっても、良い仲間です」








*

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西谷彩香(プロフ) - 如月レンさん» すいません、ふたりを危うく去らせる所でした← 氷室さんは前からフラグ立てていたので、こう言う結果になるだろうと思いこうなりました。頑張りますね!ありがとうございます! (2016年7月12日 19時) (レス) id: 237a91988d (このIDを非表示/違反報告)
如月レン - 西谷彩香さん» 氷室さんは、夢主に何の話をするのか、気になります。← 更新、頑張って下さい。 (2016年7月12日 18時) (レス) id: 84fcaaee34 (このIDを非表示/違反報告)
西谷彩香(プロフ) - 叢桜牙さん» そうですね、棚倉は冷たいようで最近冷たくないですから私にもわかりません← ありがとうございます! (2016年6月19日 21時) (レス) id: 237a91988d (このIDを非表示/違反報告)
叢桜牙 - 最新話読みました。紫原と氷室にどう反応するのでしょうか。更新頑張ってください。 (2016年6月19日 21時) (レス) id: a6d00fee4e (このIDを非表示/違反報告)
西谷彩香(プロフ) - 如月レンさん» 気づけばそうなってましたね。本来従兄弟なので、きっとそこまで悪くなかったのだろうという事でこうなりました。ありがとうございます! (2016年6月18日 14時) (レス) id: 237a91988d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:西谷彩香 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kunimi251/  
作成日時:2016年4月3日 9時

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