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キセキとラノベ 240 ページ30

*








誠凛が逆転したことで、桐皇の雰囲気が変わる。今吉は薄ら笑いで続ける。



「まいるなあホンマ…どいつもこいつも健気すぎて涙が出るわ。…ただなぁ、マジメに頑張れば必ず勝てるとか、そんな甘ったるく世の中できてへんで」



その言葉通り、シュートモーションに入ったと思い止めようと手を伸ばした伊月を嘲笑うかのように、フェイクでパスを出す。それはゴール下の若松へ。すぐにボールはネットをくぐる。

点を取り返そうと、走り出した伊月は、驚きから思わず声が出る。



「え?」


「…なっ!?」



誰もが驚いた。何故なら、



「勢いを止められるかやて?ずいぶんみくびられたもんやでホンマ」



今吉が、黒子のマークについたから。黒子封じとしても、無謀だ。誰もがそう思った。
だが、今吉は言う。



「知っとるか?鏡越しにしか見えないもんもあるらしいで」



今まで黒子は、どんな脅威にも屈しなかった。ドライブや、パスでその道を切り開いてきた。だが、今回は違う。
黒子がマークを外せない、完璧な黒子封じだった。



「そー邪険にせんでぇな。仲良くしようや」



観客席で、あの花宮さえも言う。



「人が嫌がることさせたらあの人の右に出る奴ァいねぇよ」



と。そして、ボールが回ってきたとき、今吉は3Pを決める。一気に突き放してきたのだった。
それを見た日向がお返しとばかりに不可侵のシュート(バリアジャンパー)を撃とうとすふが、すぐにその間を詰められる。とっくに攻略されていたのだ。

そんな中で、青峰が面倒くさそうに口を開く。



「ったく、勝手に盛り上がりやがって…こっちもそろそろ第2ラウンドといこうか」



火神に向かってそう言って、目をギラつかせた。




*

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西谷彩香(プロフ) - 濁音さん。さん» ありがとうございます、気づきませんでした(笑)助かりました、修正しておきます! (2016年3月31日 8時) (レス) id: 237a91988d (このIDを非表示/違反報告)
濁音さん。(プロフ) - すいません、239話のイグナイトパスが、家族するパスになってます(ボソッ (2016年3月31日 7時) (レス) id: 0179ac39f9 (このIDを非表示/違反報告)
西谷彩香(プロフ) - 叢桜牙さん» 毎度コメントありがとうございます!なかなか更新出来なくはなりますが、勉強の休憩がてら、ちまちま更新していきます! (2016年2月13日 3時) (レス) id: 90630990a2 (このIDを非表示/違反報告)
叢桜牙 - お知らせ読みました。しばらく寂しいですけど、受験頑張ってください。 (2016年2月12日 23時) (レス) id: a6d00fee4e (このIDを非表示/違反報告)
西谷彩香(プロフ) - 叢桜牙さん» ありがとうございます!更新、頑張ります。これからもよろしくお願いします! (2016年2月4日 17時) (レス) id: 90630990a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:西谷彩香 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kunimi251/  
作成日時:2016年2月2日 23時

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