36話 ページ37
その後。
天さんに会う度にこの前のことを思い出してしまう。
奇跡。そう。奇跡ではあるのだが、付き合うといえば別の話となる。
その時の私達はすごく酔っていた。
正直、その場のノリで発言されたのだから、こう、心の中でうじうじ考えてる必要などない。
のに、なんで考えてしまうのだろうか。
「はぁ…………っ。」
「どうしたの? なんか悩み?」
今日は、久々に彩依とティーパーティーしてます。
彩依の淹れる紅茶はいつ飲んでもうまいな。
「いやね。付き合うってどんな意味なんだろうなーって。」
ティーパーティーには話題が必要。
ということで、私が酒の場であったことを彩依に話す。
「なんか、酔った勢いな気がするけど、Aと天くんの出会いってほんと、神様の悪戯みたいだよね。
私としては、親友が幸せになってくれるのが一番だなら。」
そんな、いいこと言われて笑顔を向けられたら、私、溶けて死にそう。
彩依が親友でよかった。よ。うん。
「うん。
私、でも、絶対天さん好きじゃなくて、寧ろ嫌いだと思うんだよね。
天さんも私のこと、絶対嫌いだよ。」
「いや、それはないとおもうぞ????」
「なんで、」
「なんでも、」
いや、なんでだよ!?!?
204人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
k - 続編すっごい楽しみです! (2018年8月10日 16時) (レス) id: 4abdf46ef8 (このIDを非表示/違反報告)
みっか(プロフ) - 続編是非作って欲しいです!! (2018年6月23日 11時) (レス) id: 7936162c83 (このIDを非表示/違反報告)
k - 続編行ってください! (2018年6月23日 10時) (レス) id: 8bfd6ea10c (このIDを非表示/違反報告)
優香☆彡.。(プロフ) - 続編して欲しいです! (2018年6月22日 22時) (レス) id: 49d81e9e59 (このIDを非表示/違反報告)
夢花 ゆめいろ星(スター)の夢花(プロフ) - うん、まぁ……知らない人に天ちゃんと陸の話はできないもんな。口外されたくないし。 (2018年3月24日 1時) (レス) id: f2643ccfd4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:璃菓 | 作成日時:2018年1月19日 21時