アイドルは私にとって別世界の住人でした。[九条天]

19話 ページ20

「お蕎麦、美味しかったですね〜！！」




お昼を食べ終わり、楽さんと店を後にする。


そこまで乗り気ではなかった私が、ここまでハマるとは……。


また楽さんと来たいな。





"蕎麦屋さんに。"←







「ひぇー、そういえば、今日観た映画、やばかったですね。脱ぎ過ぎですね？」




「んな事言われてもな、」






今日の映画の感想を言ったら楽さんは、頭をポリポリかき始めた。



そうなんですよ。


今回観た映画は、恋愛もの。恋愛ものであるんですよ。はい。





キスシーン多いし、脱ぐし。


いやあの。プールとかですよ？？ 私そういうの苦手なんですよね！？



何だろ。ほんと苦手。





「A、おまあれだけで、ぎゃーぎゃーいってたら彼氏できたときどうするんだよ。」



「うっさいですねぇ？ 行かなきゃいいのですよ。 てか今天さんの相手で精一杯なので時間ないっす。」




「ぶふぉっ」




「え？」





私の台詞に楽さんは、急に吹いた。


何何？ と思いじーっと見ていたら更に笑い始めた。



いや何ほんと人の顔見て笑うって物凄く失礼ですよね？？？

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