第20章 ページ23
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「知っている子達もいると思うけど、この3人の少年は刀剣女士である日輪刀の元主達です。訳あって、うちの本丸で保護することになりました。ここでの生活は何かと不便な事もあるだろうから皆、仲良くしてあげてね」
「「はい！」」
短刀達の元気な声と不思議な現象にザワザワする他の刀剣たちの声
そりゃみんな不思議よねと、何処か他人事だった
「ねぇ、A」
『……なんでしょう』
炭治郎様は少し小さな声で私に話しかける
まさかこうして、炭治郎様と話をする日が来るなんて思いもしなかった
「ここに居るのは "主さん"以外は刀なのか？」
『ええ、みな刀です。平安時代からの刀もいらっしゃるとか』
「……皆、若そうだぞ」
『人の年齢で表すと私より年上の方ばかりですよ』
炭治郎様は夢じゃないんだよなと、自分の頬を抓る
今の状況が信じられないのはお互い様なのだけど
「一応、自己紹介お願いできますか？」
「あ、はい！俺は竈門炭治郎といいます！」
「あ、我妻善逸で…す…」
「俺様は嘴平伊之助だ！」
…なんだか…元主達個性強すぎない？
あれ？こんな個性強かったかな…？
「それと、炭治郎くんの箱の中に入ってるのが……」
「妹の禰豆子です」
「可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い禰豆子ちゃんです」
「どうして、はこのなかにいるのですか？」
今剣くんの質問で少し空気が張りつめる
"鬼"だから
そう簡単に言って、そうかと納得する者なんて数少ない
主様が少し言おうか言わまいか悩んでいる時、炭治郎様は案外穏やかに話し始めた
「俺の妹は鬼にされてしまって…日が出てる間は外に出れないんです。でも、妹は人を襲ったり喰らったりしません」
「…鬼が人を襲わない、か。そんな事がありえるの？」
髭切さんの一言で、全てを知る私に刀剣達の視線が集まる
大概の鬼は人を襲い、喰らった鬼だっているだろう
鬼のイメージがあまり良くないのは分からないことも無い
『…炭治郎様はその鬼となった禰豆子様を人間に戻すため鬼と戦っておられます。その中で禰豆子様は人の血の匂いを嗅いだ時でも理性を保ち、人を守っておられました。禰豆子様は人を襲ったりしない…炭治郎様の刀である私が断言致します』
「…その子の刀である彼女がそこまで言うなら僕は、どうでもいいかな〜」
「兄者の言う通りだろう…そんな鬼もいるかもしれぬ」
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凛音 - 本当に面白いです！続きがめっちゃ気になります！頑張ってください！ (2月6日 8時) (
レス) @page26 id: 0943923905 (このIDを非表示/違反報告)
kumo(プロフ) - 水月さん» わぁぁぁあ、こんな駄作にコメントありがとうございます(TT)励みになりました！頑張りますので、よろしくお願いします(o^^o) (2020年5月8日 14時) (レス) id: 5e86565bcf (このIDを非表示/違反報告)
水月 - 凄く面白いです！これからも更新頑張ってください！応援してます！ (2020年5月8日 14時) (レス) id: 13085b09f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kumo | 作成日時：2020年4月20日 17時
