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悲しかった
苦しかった
悔しかった
憎かった
「そう」
まるで貴方は私を”所有物”のように扱って、監督生には ”私だけ知る貴方”で接する
努力したって結局、もう貴方の心はあの子のものなのね
堪らなく憎くて悲しいわ
「…全て壊れてしまえばいいのよ」
全て私が壊してしまえばいい
貴方達の幸せも日常も何もかも
「寮長！先輩のマジカルペンがどんどん黒くなって……！」
「…A、それ以上、魔法を使うのはよすんだ！そのまま魔法を使えば君は…！」
「うるさいうるさいうるさいうるさい！！！！」
ポトリっと少し大きな音がしたかと思えば、私は黒い海のようなところに浮かんでいた
真っ暗で誰もいない
聞きたくない声も見たくないものもここに入れば聞かなくて済む、見なくて済む
そう思った時、久しぶりに深い眠りにつけた気がした
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嫌な予感がした
騒ぎが大きい中庭に行くと、身に覚えのある嫌な空気
彼女がそこに居ないことを願いながら人をかき分けた
「全部！全部壊してやる！！貴女が私にしたように貴女の全てを奪って壊してあげる！！」
嫌な予感は良く的中するようで、その中心には変わり果てた愛おしい彼女の姿があった
その姿を見た瞬間に後悔や色んな感情が入りまじる
こんな事になるまで彼女は追い詰められていたのは知っていたのに何も出来なかった自分に嫌気がさす
「あー、ほんと世話が焼けるお姫様っスね」
無駄口を叩きながら、彼女の動きを止めようと魔法を繰り出すけれど寮長クラスに匹敵するような魔力を持つ彼女がオーバーブロットしている今、俺の魔法なんてちっぽけだった
「ラギー…何故ここに」
「なんか嫌な予感がしたんで。てゆうか、リドルくん後できっちり説明してもらうっスよ」
「憎い憎い憎い憎い！！」
変わり果てた彼女の目からは黒い涙が流れ続けていた
『ラギー、もし私に何かあれば貴方が私を止めてくれる？』
そう願いながら微笑む彼女の姿が頭から離れない
そんなの御免だって断ったじゃないか
「ラギー、エース、デュース、次の攻撃を4人で弾き返そう。そうすれば、大きなダメージを与えられるかもしれない」
「仕方ないっスね。今回だけハーツラビュルに協力するっス」
ねぇ、早く戻ってきて
笑顔見せて声をきかせて
「来る！！いいかい、一斉にウォーターショット打つんだ！！」
「全て壊れてしまえ！！」
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Your choice
□Happy End
■Bad End
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kumo(プロフ) - 七竈さん» コメントありがとうございます！そう言って頂いて、とっても嬉しいですˊᵕˋ♡これからも楽しんでいただけるよう頑張りますので、よろしくお願いします- ̗̀ ☺︎ ̖́- (2021年10月10日 7時) (
レス) id: 5e86565bcf (このIDを非表示/違反報告)
七竈(プロフ) - コメントはしてないと思いますが過去にこの作品を読んだ者です。久しぶりにこの作品の題名を目にしたときに、あの作品だ！となるほど記憶に残るお話でした。感情移入してしまい普段本当に泣かないのに涙が。どの結末も大好きです。素敵な作品をありがとうございました！ (2021年10月10日 0時) (レス) id: 5be5d4885d (このIDを非表示/違反報告)
kumo(プロフ) - りんご飴さん» ありがとうございます！そう言っていただけるととても嬉しいです（；_；）沢山の応援等ありがとうございました！またなにかご縁がありましたら作品をご覧頂けたらなと思います！ (2020年9月10日 14時) (レス) id: 5e86565bcf (このIDを非表示/違反報告)
りんご飴(プロフ) - 完結までお疲れ様でした！とっても素敵な作品で更新されるたびわくわくしてました← 素敵な作品をありがとうございました…！！ (2020年9月10日 10時) (レス) id: 7e022946cc (このIDを非表示/違反報告)
kumo(プロフ) - 萌葱さん» ありがとうございます！やっと完結することが出来ました（；_；）こちらこそ沢山の応援等ありがとうございました！ (2020年9月10日 9時) (レス) id: 5e86565bcf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kumo | 作成日時：2020年5月30日 1時
