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「いいかい、プリンセス。ナイトレイブンガレッジの生徒には注意するんだよ。特にあの男はね」

「はい」


NRCの帰りの馬車の中でエミリックと話していても彼女の頭の中にいるのはフロイドだった

NRCの生徒にはなれなかったのだろう?かと考えを巡らせる

NRCもRSA同様に男子のみの学園であって、女子は基本入ることは出来ない

しかし、特例があり導かれし魂の基質と魔力の強さで入学は許可される

彼女がRSAの特例に当てはまった

RSAに入学し、たまたまエミリックがいる寮に入る事になり魔力の関係で副寮長となったのだ

RSAに入ってからNRCのいい噂はない

今日の会議でNRCの生徒とRSAの生徒が合わないのは一目瞭然だった


「プリンセス、お手をどうぞ」

「ありがとう」


エミリックに差し出された手を握り馬車を降りると、彼に挨拶をした彼女は足早に寮へ急いだ


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「…f1105L…お願い、出て」


LIN//Eのフレンド検索画面にメモに書いてあったIDを入力し出てくれと願いながら検索ボタンを押す

画面にはフロイドやジェイド、そしてアズールが映る写真とF.Lの名前が表記された

彼女はフレンド追加を行い早速トーク画面を開いた


こんばんは。Aです
ずっと待ってた。今から電話するから出てねぇ


直ぐに返信が来たかと思えばスマホが着信を知らせる

慌てて電話を取るとフロイドの楽しそうな声が聞こえた


「出るのおせーし」

「理不尽」

「もう部屋?あのヒトデくんは?」

「ヒトデ…ってエミリックのこと?」

「そーそー、頭が赤くてヒトデみたいなピアスしてたからヒトデくん」

「ふふ、エミリックは居ないよ。別の部屋だから」


良かったと呟くフロイドに彼女は何故か期待してしまう

それからは2人は昔のことやジェイドやアズールの話をした

声を聞く程、会いたくなる感情をまた抑え込む

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めじぇ@もぐもぐしたい - ヒァォオ (2020年9月25日 23時) (レス) id: 7ce5097465 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kumo | 作成日時:2020年9月5日 16時

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