40話 どうでもいいけど長い話に入るゾイ ページ48
それは、最初はただの偏執心だったのかもしれない。
ボクはその存在が眩しくて、憧れていただけだったのに。
ボクはキミの声に救われた。
なのに何故こうなってしまった?
それに気づくのが遅すぎた。
ソレは、ボクの身体を蝕んでボクの思う通りにしてくれた。
そう、それはまるで薔薇のようで真っ赤な__。
✧ ✧ ✧ ✧ ✧ ✧
悠「ガイシャは?」
陽「意識不明の重体で病院に搬送され、現在治療中です」
進「これで7人目っすね」
三人が話しているのは最近多発している通り魔事件のことである。
被害者はいずれも男性であり、刀のようなもので肩から下腹部または背後から斬られた様子の腰に掛けて大きく斬られた跡が見つかった。今のところ死亡した話は出ておらず、警察はこれ以上の被害が出ないように捜査を拡大しことにあたっていた。
悠佳の班は今までマフィアの事件にあたっていたが、通り魔事件発生から一ヶ月経ったのにもかかわらず犯人らしき目星すらついておらず、マフィアのことは置いて、警察は通り魔事件に全力を注いでいた。が、それでも犯人は見つからず、メディアからは捜査の仕方に問題があるのではないのかと批判され、市民も全く解決しないことに不安を感じ、おちおち一人で外出などできない状態になっていた。
進「ガイシャの特徴からして怨恨である殺人未遂ってことはわかるんすけどねぇ」
悠「思い込みだけはするな綾部。まだ全員意識を取り戻してないんだ、聴取なしに事件すべてが見通せると思うな」
進「それっすよ。最初の被害が出て一ヶ月も経っているのに、何でいまだに意識を取り戻さないんすか」
陽「それ、私も思ってました!」
悠佳は答えに詰まらせた。
そう、誰も目を覚まさないのだ。一ヶ月経った被害者であっても。時々、うなされていたり特異な行動をとったりしても、意識を取り戻すまではなかった。そして、何故か傷の治りが遅いらしく、何名かはそろそろ治っていい頃合いなのだが誰も全快しておらず、看護師たちが気味悪がっていたことを聴取したときに聞いた。
今回は誰一人として犠牲者が出ていないためあとは被害者の話を聞くだけなのだが、誰も目を覚まさないため中々進展できずにいた。
頭痛が走り悠佳は眉間を抑える。一週間で数時間しか眠っておらず悠佳に限らず部下も、他の班も目の下に隈を作っていた。
悠「俺もベットの中で眠りたい……」
不謹慎だが被害者がベットの中で眠っていることを想像し、思わず口に溢してしまった。
41話 謎の豆「ねえ知ってる?」→←39話 ネズミよりモルモットの方がかわいい。多分。
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とりっぴー(プロフ) - 名無しさん» 可愛いと思います!めっちゃ童顔なんで( ´艸`) (2018年8月2日 20時) (レス) id: d877de1a29 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 風螺かわいいイメージが湧く(´∀`) (2018年8月2日 19時) (レス) id: 8a96e91b77 (このIDを非表示/違反報告)
とりっぴー(プロフ) - 名無しさん» ありがとうございます!!!私もそのようなコメントを頂きとても活が出ます!!今後ともよろしくお願いします!(*´ω`*) (2018年8月2日 19時) (レス) id: d877de1a29 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - これからの展開にワクワクさせられます! (2018年8月2日 18時) (レス) id: 8a96e91b77 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:とりっぴー | 作成日時:2017年11月2日 22時