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彼は吉良吉影さんと名乗りました。
とても優しい人で、私が落ち着くまで手を握っていてくれました。
恐怖心を覚えるものではないのか、と思われるかもしれませんが、吉良さんはとても紳士的で無理に聞き出す真似はしませんでした。
私は母親から虐待を受けていました。
父と母の間に生を受けた私は望まれていない妊娠でした。
それでも母は、私を育てたいと言って私は産まれたそうです。
物心ついたころから父はいませんでした。母は父の話をしたことはありませんでした。
私の一日は薄暗い物置のような小部屋から始まります。
毎日6:55きっかりに母が起こしに来ます。
朝ごはんは近くのコンビニで購入した消費期限の短いパン。いくつか買われているので私は菓子パンを2つ選んで食べて、学校へ行きます。
小学生の頃から続いている日課でした。
いつからか忘れましたが、私は帰りの時間を制限されるようになりました。
決まって6:00の帰宅、そこからは母の言う時間内に晩御飯を食べ、お風呂に入り、髪を乾かし、7:30にはあの物置にいれられました。
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笹本(プロフ) - あさん» すいません、以前の更新で間違えて設定変えてしまったみたいです。勘違いさせてしまって申し訳ないです。 (2019年8月17日 22時) (
レス) id: 92ae9a34fe (このIDを非表示/違反報告)
あ - オリジナルフラグ外して下さい。評価してもらいたいならまずルールくらい守らなきゃでしょうが。初心者でもそれくらい確認しなきゃでしょ (2019年8月5日 15時) (レス) id: 16b5129cb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：笹本 | 作成日時：2019年1月2日 2時
