運命の人は同じ学校にいた

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門まで行き
A「手伝ってくれてありがとうございました！さよなら」






匠海「待ってよ！俺Aちゃんと同じ方向やし」







A「そうなんですか！」






あ、そうか。始業式の朝助けてくれた人だしね！






A「あの、これありがとうございました」






あの時にもらったお金分を匠海先輩に渡した






匠海「なに？」






やっぱり....気づいてなかったんだ.....






A「あのと.....」






匠海「やっぱり！始業式の朝切符買うところにいた子やんな！」






覚えてくれてた！！！！！！






A「はい」






匠海「クラブ体験で来てくれた時から気づいてたんだけどもし、
　 違うかったら変な空気になると思って.....」






あ！やっぱり運命の人だ！






匠海「お金なんて返さなくていいよ！」






そういわれても....






A「今日手伝ってもらったお返しです！お願いします」






力いっぱい腕を伸ばして匠海先輩の方にお金を向けた






匠海「なんか告白されてるみたいだね(笑)」






ほんとだ
周りから見たら私匠海先輩に告白してるみたい






自分でもわかるぐらい顔が赤い！






匠海「じゃぁ、そこのコンビニでホットレモン買って！」






A「へ？」






匠海「お金をもらうのは嫌だからホットレモン一緒に飲もう！」






A「はい！」






コンビニ向かった






匠海「なにかあったの？」






A「い、いや何もないですよ！」






匠海「いつもより元気ないし、俺にできる事なら何でも協力するよ！」






A「じゃぁ、一つだけ....なんか胸の底からぐゥーと噴火しそうなくらい何かが....なんて 言ったらいいかわからないけれど変なんです！」






匠海「それは」






A「スマホでも調べたんですけど、出てこなくて....重たい病気だったらどうしよう」






匠海「Aちゃん！それは恋だよ！」






恋？私が？






A「こい？」






匠海「うん！こい！」






A「誰にですか？」






匠海「それは龍二って子だよ！きっと」






A「それはないです！100％いや200％ないです！でも....」






匠海「でも？」






A「今日なんか変でした。龍二と登校中以外喋れなくて....避けてしまうんです」






匠海「ほら！絶対恋！」






いや、だって私の好きな人は匠海先輩だもん！

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