陸拾壱 ページ7
昨日の不死川さんも散々だった……。私散々な思いしかしてなくね??かわいそすぎんか??
1人涙を流していると伊藤さんが飛んできた。
「A!A!」
『うるさいよ博文』
「スマン!」
いや素直か。
「北北東デ炭治郎ト任務!」
『なるほど了解した』
最近炭治郎の沸点が異常に低いような気もするけれど、困っているなら別だ。助けに行かない理由なんてない!私かっこい!
呆れたような目で見る伊藤さんの羽を1枚毟りとり、指令が出た北北東に向かった。
『炭治郎!援護来たよ!』
私が駆けつけた時には既に炭治郎はボロボロだった。厄介な血鬼術を使うらしく劣勢を強いられている、と手短に炭治郎から教えてもらった。
『霧の呼吸伍の型 雲散霧消』
刀を水平に振るうが、その直前。
「血鬼術 夢見」
血鬼術にかかったと思った時にはすでに遅くて。目の前の鬼は死んだはずの尊になった。振るった刀は首から大きく逸れた。体勢を崩れたのをいいことに尊鬼(命名·神木)の腕は私の肩を貫き、木に向かって蹴飛ばされた。
「A!大丈夫か!?」
ボロボロの炭治郎が駆け寄ってくる。炭治郎も死んだ家族の幻影に囚われてたんだね。
『だいじょばねぇぜちくそー……。…………無理だ、私には尊なんて斬れない……』
つい泣き言を言ってしまう。柱なのに。みっともない。項垂れてしまった私を見て炭治郎が立ち上がった。きっと幻滅された。小さく息を吐き出す。肩痛いなぁ。肋もきっと折れてるなぁ。
「待ってろ、Aの仇は必ずとる」
『ワイ死んでへんで??』
✂-----------------㋖㋷㋣㋷線-------------------✂
いや、技のネーミングセンスゥ( ˘ω˘ )
出てこん言うてたのに出してしまいました。
2916人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
悠 - うっ、しのぶさん…好き…バタッ (2022年6月27日 20時) (レス) id: bd033ea8fc (このIDを非表示/違反報告)
uta(プロフ) - 冨岡さんがこだま...((めっちゃ分かるっっ!!! (2022年5月27日 13時) (レス) @page33 id: 7b0687ca5e (このIDを非表示/違反報告)
優兎 - なんか、できたてたてホヤホヤの蜂蜜ってエr((すみません、小5です (2021年6月17日 17時) (レス) id: 2470a19cd7 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - dinner bornさん» ありがとうございます!嬉しいです!ありよりのありやと嬉しい……な!?(笑) (2020年5月20日 16時) (レス) id: e8088c70b5 (このIDを非表示/違反報告)
dinner born - とても面白くてついつい読み進めてしまいました。これもありよりのあり...? (2020年5月20日 14時) (レス) id: 1da8ba8178 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あかね | 作成日時:2019年12月10日 2時