柱だけじゃなくてかまぼこ隊の様子までおかしくてわろたにえん【鬼滅の刃】

玖拾参 ページ47

今日もどうせ柱の誰かが来るんだろ。誰だ柱は忙しいとか言ったやつ。隙あらば人の家壊す程度には暇人やんけ。






誰も来ないで……とお空に向かってキリスト信者のように胸の前で手を組んでお祈りしていたら「ごめんくださーい！」と蜜璃さんの声。前言撤回させていただきます(チョロい)
来てくれてありがとうございます、蜜璃さん。





迎えに出ると両手に荷物を抱えた蜜璃さん。全部食材、量半端ねぇ。あまりの多さに驚いていると蜜璃さんは気づいたのか恥ずかしそうに言った。





「前Aちゃんが一緒にお料理しましょうって言ってくれたでしょう…？楽しみすぎていっぱい買ってきちゃったの！！」





『いっぱい作りましょう。ささ、どうぞ上がってください』





手のひら返しとはこのことを言う(自覚あり)





蜜璃さんと並んで台所に立っていると突然彼女が切り出した。




「Aちゃん、なにか悩みとかなぁい？」




……。





『特にこれと言って思い当たりませんよ？』




蜜璃さんは作業をしていた手を止めて私の両肩をしかと掴んで目をしっかり見て言った。





「私ね、見ちゃったのよ……Aちゃんが池に向かって炭治郎くんたち同期3人の名前を呼んでるところ……。心の病なんじゃないかしらって！心配で心配で！」




『ああ、それ鯉ですよ』




「へっ？恋？」




見ますか、と池まで2人で出る。池の中を覗いた蜜璃さん。




「…………鯉ね！！！！！！！！！！！」




『うおっ地震』




蜜璃さんの大声で震度3くらい揺れた。ていうか私心の病と思われとったん初耳学やねんけど。

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