柱だけじゃなくてかまぼこ隊の様子までおかしくてわろたにえん【鬼滅の刃】

捌拾肆 ページ38

★☆無難な第3side★☆




霧柱・神木Aを除く9人の柱は甘露寺邸に集っていた。なんで？？





「実は……Aちゃんの様子がおかしいんです！」





甘露寺の悲痛な叫びに蟲柱である胡蝶しのぶが反応する。





「どういうことですか？甘露寺さん」




「Aちゃんの新しいお屋敷にお邪魔したんだけど、Aちゃん池に向かって同期の3人の名前を呼び続けてるんです。善逸、伊之助、炭治郎ーって」




炭治郎、という単語が聞こえた瞬間風柱・不死川実弥の握りしめた珈琲カップがパリンと音を立てて砕け散った。珈琲カップと(お茶菓子のパンケーキと)不死川。世界一似合わない組み合わせである。ちなみに甘露寺の私物であるため蛇柱・伊黒小芭内の目が光る。





「だからAちゃんなにか気に病んで心の病でも患っちゃったのかなって……」




「お屋敷を破壊されたのも原因の一つでは？」





胡蝶しのぶが笑顔で元凶の柱5人を見る。その笑顔から逃げるように、瞬時に顔を逸らす情けない柱の男組。しかしその時伊黒は甘露寺と任務に出ていたため知らない。岩柱・悲鳴嶼行冥はもはや男ではなく漢の域である。





「かかか神木少女に限って心の病にかかるようなことはなななっないと思うぞ！」





いつものクソデカボイスで否定する炎柱・煉獄杏寿郎。しかし体がバイブレーションのように上下に揺れている。どうした炎柱。

捌拾伍→←捌拾参

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す