柱だけじゃなくてかまぼこ隊の様子までおかしくてわろたにえん【鬼滅の刃】

漆拾漆 ページ22

間髪入れず鬼の攻撃がやってくる。辛うじて避けれているもののこれ以上避け続けるのには限界がある。どうやって近づければいいんだ、あの鬼に。




情けないことに目の前の分身に手一杯になっていると、また別方向から攻撃がやってきた。いやいや集中狙いしすぎぃいぃ！！！




『！？伊黒さん！？』




避けきれないと思い、向かってくる攻撃に耐えるため歯を食いしばるも体が宙に浮いた。





伊黒さんに小脇に抱えられている。




すごい間抜け感。



『あの……伊黒さん、助けてもらった手前言い難いんですけど、もっと他に助け方ありませんでした？』





「甘露寺でもないのになぜ横抱きしなければならない」





『ｱｯ横抱きって概念はあったんですね』




それはそれはおったまげた。




私を降ろして(落として)伊黒さんは上から見下ろされるかなと思ったら意外にも私に目線を合わせた。





「いいか、神木。あの鬼は分身が増えれば増えるほど弱体化する。味方の数だけ分裂させてそこから一気に畳み掛ける。しかも分身の出てる時間が長ければ長いほど弱ってきている。貴様は1番長く出ている、あのタンポポ頭のやつの相手をしろ。あいつなら怪我人の貴様でも斬れるはずだ」





『伊黒さん抱いて』




「断る」




『即答だった』

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