くまちゃんが繋いでくれた恋《KI . F》part4

親子 ページ11

お茶をしながら談笑中

鳥:「本当に今日来てもらえて助かった
ありがとうございます♪」


A:「そんないえいえ
家に居ても暇だったのでこちらこそ助かりました
でも、本当に部屋広いですね〜」


鳥:「俺にはもったいないんだよな…
ここ前は俺の親父が使ってたの仕事場として
でも俺が一人暮らししたいって言ったらここ譲ってくれたんだ」


A:「そうなんですね
お父様はどんなお仕事をされてるんですか?」


鳥:「舞台の演出とか脚本書く仕事かな」


A:「演出とか脚本書くとかすごいですね♪」


鳥:「まぁね(笑)
そういえば今キスマイって舞台のオーディション受けてるでしょ?
その舞台も俺の親父が演出するよ?」


A:「えっ?!
スゴイ!!
そういえば太輔が『今回のオーディション俺の大好きな演出家さんがする舞台のなんだよ♪』って嬉しいそうに言ってました♪」


鳥:「本当に?!
嬉しいなぁ〜♪
でも俺がその人の息子とは思ってないと思うけど(笑)」


A:「太輔知らないんですか?
お二人が親子だってこと??」


鳥:「絶対に知らないと思うよ
このことはどこにも公表してないからね」


A:「そんな秘密教えていただいてありがとうございます
絶対誰にも話しませんので安心してくださいね♪
じゃあもう外も暗くなってるので帰りますね」


立ち上がろうとしたら


体に力が入らなくって


意識も朦朧してきて


A:「あれ…なんか立てないや…
どうしちゃったのかな…」


鳥:「まだ帰さないよ
大丈夫だよ…
俺に任せて」


その言葉を最後に私は


違う世界に


引きずり込まれた

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