声優界最強姉弟4【江口拓也】

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you side





江口「よし寝よう！」




「うん、江口どこで寝るの？」




江口「え？一緒に寝る気満々だったんですけど」




「…ですよね」




江口「いやごめんけど添い寝はさせて」




「はい…」




そうなるといきなり緊張する。




裕一郎とでも一緒に寝てないぞ。




まああの可愛い裕一郎に添い寝しよ、と言われれば即答でYESと言うけども。




江口「え、急に静かになるじゃん」




「いやなんかいざこう、ね」




上手く言葉も出ず、変な説明をしてしまって、それも恥ずかしくなる。




江口「大丈夫大丈夫、俺の子守唄ですぐ寝れるから」




「そこ一番不安だなあ」




緊張しながらも冗談は言えた。




ベッドに寝っ転がると、やっぱり狭い。




そりゃそうだよ。




一人暮らしだもの。




「うわっ」




江口「んふふ」




いきなり腕が頭の下に入り、江口は私を抱きしめてさらにくっつく。




私の頭の上に江口の顎が乗っかっているようだ。




「顎が刺さってます」




江口「そんなとんがってないから」




腕枕されたまま、後頭部に手が来て、もう片方の手は腰に来てる。




「……あったかいねえ」




案外人の体温は安心するようで、先程の緊張はどこかに消えた。




江口「寝そうじゃん」




「…うん、子守唄は？」




江口「何歌ってほしい？」




「…ア○パンマ○」




江口「それ寝れる？」




「…うん」




喋っていても結構寝そうで、意識が虚ろになりながら答える。




…江口の声、落ち着くなあ。




江口「いひひ、可愛いなあ」




「…もう三十路です」




江口「俺もですよ」




そう答えると、江口は鼻歌なのか何かを歌ってくれている。




残念ながら、何もわからいまま、私は目を閉じて意識を手放した。

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