安眠 ページ23
you side
「あつーー」
私は髪の毛を乾かして、化粧水やら乳液やら手入れをしてからリビングへ行く。
江口「え、髪が濡れてない…」
「ごめん、私先に色々とやっちゃうタイプなんだ」
江口「夢がない、でもそこも好き」
「なんだそれ」
私は加湿器を持ってきて、顔にあてながらマッサージをする。
江口「それいつもやってるの？」
「いや、写真集決まってから」
江口「なるほど」
その様子をずっと見ている江口。
「江口もやる？朝起きて顔違うよ」
江口「え、やる」
私は加湿器を江口の方に向けて、マッサージを伝授する。
江口「きもち〜〜」
「これぐっすり眠れるんですよ」
江口「目が覚める」
「これから寝るのに？」
江口「すごい目開くよ」
「こわ」
楽しみながら私もマッサージをする。
こうやってやるのも楽しいなあ。
パックをしてると笑わせようとするし、顔のマッサージしてると肩揉んでくれるしで邪魔してくるのか労ってくれてるのかイマイチ分からないけど。
「ふぅ…歯磨こ」
江口「あ、ねえ、俺の歯ブラシ置いてっていい？」
「あ、いいよ」
江口と一緒に洗面所へ行き、歯を磨く。
江口「……この青は誰のですか」
鏡に写った江口を見てみると、目を細めて不機嫌そうな顔をしている。
目線は私のピンクの歯ブラシともう1本ある青い歯ブラシ。
「裕一郎です」
江口「梅ちゃんっっっ」
「残念」
分かりやすく落ち込むが、しょうがない、と立ち直り、歯を磨き始める。
「江口黄色じゃん」
江口「うん、信号になった」
「紫は？」
江口「めちゃくちゃ迷ったけど、(人1)が紫かもって思った」
「あら」
江口「新しいのは紫にします」
「じゃあ私黄色にしよう」
江口「それはニヤける」
「今日ずっとニヤけてるよ」
江口「バレてた」
鏡越しに目を合わせて会話をする。
たまにお互い吹き出しそうになって危なくなるが、慣れたのか、その後はお互い無言で真剣に歯を磨いた。
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すもも*(プロフ) - 恋優さん» コメントありがとうございます！お待たせしてすみませんでした！これからもよろしくお願いします！！ (2020年12月27日 11時) (
レス) id: 21cf1f4707 (このIDを非表示/違反報告)
恋優 - 初めてコメントします、ずっと読ませていただいてます。凄く面白くてずっとニヤニヤしながら読んでます続きが楽しみです！待ってます (2020年12月25日 15時) (レス) id: 99572762d6 (このIDを非表示/違反報告)
すもも*(プロフ) - サチさん» コメントありがとうございます！凄く嬉しいです！私もむふふしながら書いてます…。頑張ります！ (2020年10月8日 0時) (レス) id: 21cf1f4707 (このIDを非表示/違反報告)
サチ - 初コメです。ずっと読ませて頂いてます。すごく好きな作品です！４辺りになってから、読みながらニヤニヤしてしまいます。続きが楽しみです。頑張って下さい！ (2020年10月7日 22時) (レス) id: 379e7fdd5e (このIDを非表示/違反報告)
すもも*(プロフ) - 蜂蜜色さん» ありがとうございます！！！ (2020年10月1日 20時) (レス) id: 21cf1f4707 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すもも* | 作成日時：2020年10月1日 14時
