柱もかまぼこ隊の様子もおかしくて草しか生えない【鬼滅の刃】

百廿捌 ページ33

みんなが口を揃えて優しいというお館様。しかし、そのお館様も、私には少し非情らしい。お館様が嫌いというわけではない。むしろ好きだ。なんせ初恋の相手。もしかしたら今も好きかもしれない。まあそんなこと言ったら柱に総攻撃食らうから言わないけども。




「A！久シブリダナ！元気ダッタカ？」




『伊藤博文〜！会いたかったぞ！！』



「任務ダ！急イデ支度シロ」





どうやら蝶屋敷までお越しくださった伊藤さんは、任務の指令を伝えに来ただけらしい。主との久々の再会を喜べよ。ん？てか任務？呼吸おひさ〜な状態で？





というわけで冒頭に戻る。





「よかったな、Aが派手に好きなお館様からの指令じゃねぇか」




「大好きなお館様の指令を無下にしようなどと失礼なことを考えてはいないだろうな？」





ねえこの人たち、私がお館様のこと好きって言ったら散々文句たれてきたくせに、こういう時だけ思い出したように言ってくるのほんとになんなの？





すると再び屋敷内にバサバサとまつ毛の長い鴉が入ってきて無一郎くんの肩に止まった。




「任務ヨ！」





「ふーん、どこで？」




『あ、それ私も聞きたかった。どこ？伊藤さん』




すると2匹が声を合わせて言った。




「「東南東ー！東南東ーー！！」」





声がハモった瞬間２匹は見つめ合った。いや何勝手にラブストーリーを突然に展開しちゃってんの？？





主もまだラブストーリー突然に始まってないのにさ！！！(怒)

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