柱もかまぼこ隊の様子もおかしくて草しか生えない【鬼滅の刃】

百拾陸 ページ21

カナヲから離れようとしないA。任務は終わったのでカナヲが抱いて帰ることとなった。指をくわえて見つめる炭治郎と玄弥と善逸。




蝶屋敷に着くと胡蝶だけでなく甘露寺、伊黒、宇髄という珍しいメンバーがいた。




カナヲの腕に抱かれている少女を見てわらわらと周りに集まる胡蝶たち。





「カナヲ、そのお嬢さんはどちらの子ですか？」




「師範……あの…Aです」




「鬼の頸斬ったら紋Aが俺を押してきやがって、振り向いたらちっこくなってた！！」




伊之助の簡潔すぎる説明に、察しのいい柱たち(若干1名除く)はAの身に何が起こったか分かってしまった。




「「「「(ご都合血鬼術……！)」」」」




本来人見知りなのだろうか、大勢の大人に囲まれて、不安そうにカナヲの胸元に顔を埋めるA。その様子を見て胡蝶は優しく声をかける。




「可愛いお嬢さん、今いくつですか？」





聞いてきたのが女性の声のため、少しだけ顔を胡蝶の方に向ける。小さな手で玄弥たちにやったように「3」を作った。やはり薬指は折れ曲がっている。




「キャー！Aちゃん本当に可愛い！カナヲちゃん私にも抱っこさせて！」




「……甘露寺さん。そのあとは私も」





胡蝶までもが絆されてしまった。女子組がキャッキャと盛り上がってる中




「いいな〜、俺も幼少期のA抱っこしたい」




「安心しろ、善逸。俺も思っていた」




「炭治郎もか。俺もだ」

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