case.22 ページ23
潜入から2週間。動きは全くなくA組メンツに憑かれまくってる低級呪霊を幾度となく祓うことだけが続いた。大きくても2級案件、バクゴーくんに憑いてたよ、ウケんね。
『あっ！バクゴーくん、キッショイの憑けてんね！』
「喧嘩売ってんのかテメーは！！！！」
目の前で爆破。あっぶな、私が夏油だったら前髪燃えてたわ。
『いや、まじで最近体調悪いとかあるでしょ』
「ねェよ！！！」
強く否定してきたが、それは間違いなくありえない。2級ともなると、憑かれている人間は何かしら必ず害が及ぶ。実際にバクゴーくんの顔色は優れないから。
「……頭が痛ェ。あとなんか寝れねェ」
『なるほど、了解』
そう言って私はバクゴーくんの手を掴み、五条と夏油を呼んで運動場へ出た。
『コレ、祓おうと思って』
バクゴーくんにしっかりまとわり付いている呪霊。まずは引き剥がして、そこを五条の術式で祓ってもらう。校内で五条の術式を使用すると間違いなく校舎は壊れる。夜蛾センの胃痛も酷くなる。
「ハァ？なんで俺なわけ？傑でも良くない？」
「見た目が気色悪いから私は要らないし、悟の術式の方が向いてる」
いやそうな顔をする五条を甘いもの巡りで何とか釣って祓う準備をする。
『帳はもういっか、じゃあバクゴーくん、手ェ借りるね』
私はバクゴーくんの両手を握って術式を発動させる。
『〈紡糸操術・纏〉』
シュルシュルシュル……と手から糸が紡がれて、バクゴーくんと呪霊の僅かな隙間に入り込み呪霊を剥がす。引き剥がすことも出来たけど、粘られると彼にも影響が出るし、より確実な方法で剥がすことにしたのだ。
『剥がれたよ！』
「はいよ、退いてろ。〈術式反転・赫〉」
五条が放った赫は呪霊にクリティカルヒット。跡形もなく消えた。高専1年の時点で特級に近い実力を持ってる五条には、こんなの赤子の首をひねることより容易なとこ。
糸を解いて、何が起こったのか分からないバクゴーくんに聞いてみる。
『どう！？頭痛消えたでしょ！！！』
「ウルセェ！！！！！！！！ねェわクソ！！！！」
その日からバクゴーくんは呪霊を信じるようになったらしい(上鳴談)
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しお(プロフ) - パワー！！！！！！！！！！！ (2022年11月19日 7時) (
レス) @page26 id: fdfca7d6d9 (このIDを非表示/違反報告)
まみの木 - すごい好きです！←唐突な告白ゥ なんかもう夢主ちゃんが他二人に負けず劣らずな性格で、互いに信頼し合ってるところとかもう…神ですか？()あと更新頑張ってください！長文失礼しました (2022年10月2日 1時) (レス) @page15 id: e361e9a87e (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます！亀更新ですが頑張ります！！ (2022年9月20日 2時) (レス) id: e8088c70b5 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - 421さん» ダヒャヒャ！！(訳:ありがとう) (2022年9月20日 2時) (レス) id: e8088c70b5 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - 綴さん» ありがとうこざいます！亀更新ですが楽しみにしていただけると幸いです😭 (2022年9月20日 2時) (レス) id: e8088c70b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかね
| 作成日時：2022年2月24日 1時
