case.13 ページ14
『五条、夏油……』
眉間に皺を寄せて、ゲンドウポーズで2人に話しかける。ただならぬ雰囲気に2人とも気づいたのか、真面目な顔をして私の方を向いた。
「どうした？」
「特級でも居たのかい？気配は感じないけど」
ピリッとした空気が教室に漂う。A組のみんなも感じ取ったのか緊張感が走った。2人の顔も段々と険しさが増す。
口を開くと、誰もが息を飲む。張り詰めた空気が苦しい。
『…………校内探検をしよう……！！』
教室内に今日1番の静寂が訪れた。そのせいで他のクラスの子たちが廊下で話す声が、鮮明に聞こえる。
まず動いたのは五条だった。
五条のペンケースが私の頭にクリーンヒット。
『ｱｲﾀﾞｯ！何すんの！！』
「何すんのはこっちのセリフだよ！テメーなぁ、テメーッ、テメーッ……」
五条悟、16歳。語彙力が消失し3歳になる。
「こんな言い方をする必要はあったかい？」
ワワッ夏油めっちゃ怒ってる……。激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリームだ……(死語)普段物静かな人が怒るとめっちゃ怖いって本当の話なんだね。
A組のみんなも夏油の言葉に頷く。
『いや、本気で校内探検したかったからお願いしようかなって』
「お願いするのに眉間に皺を寄せてゲンドウポーズするのかい？違うだろう。君はいつも『お願い♡』(裏声)ってマイメロの真似をするじゃないか」
夏油、怒りながらの裏声はキツい。笑っちゃうじゃん。しかもサラッとマイメロの真似してるのバラさないでよ。
「…………何かあるのかと思って、心配した」
『……ゴメンなさい』
夏油が深く吐き出した。なんか申し訳なくなってきたな。シュンとしてしまった私を慰めるかのように、切島くんが切り出した。
「校内探検するんだったら俺たち案内するぜ！！」
『本当に！？助かる〜』
「ありがとう、よろしく頼むよ」
「テメッテメー！テメー……！」
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しお(プロフ) - パワー！！！！！！！！！！！ (2022年11月19日 7時) (
レス) @page26 id: fdfca7d6d9 (このIDを非表示/違反報告)
まみの木 - すごい好きです！←唐突な告白ゥ なんかもう夢主ちゃんが他二人に負けず劣らずな性格で、互いに信頼し合ってるところとかもう…神ですか？()あと更新頑張ってください！長文失礼しました (2022年10月2日 1時) (レス) @page15 id: e361e9a87e (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます！亀更新ですが頑張ります！！ (2022年9月20日 2時) (レス) id: e8088c70b5 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - 421さん» ダヒャヒャ！！(訳:ありがとう) (2022年9月20日 2時) (レス) id: e8088c70b5 (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - 綴さん» ありがとうこざいます！亀更新ですが楽しみにしていただけると幸いです😭 (2022年9月20日 2時) (レス) id: e8088c70b5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あかね
| 作成日時：2022年2月24日 1時
