ローダンセの花言葉 (ページ45)

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44話ページ45

ab「昨日のオーディションで一条先輩のこと不合格にしたでしょ。」

一条さん?
あ、思い出した。

合格出すかどうか迷った人だ。

貴方「しました。」

bc「一条先輩、早乙女さんのこと目の敵にしてるよ。一条財閥の一人娘で、プライド高いから。あなたのことつぶすって息巻いてるのを聞いたって私のお姉ちゃんが言ってた。」

こわっ。

っていうか。

貴方「どうして教えてくれるんですか？」

cd「早乙女さんはうちらのクラスメイトだもん。」

ab「最初はうちらが必死になろうとした生徒会員のポジションをあっさりとるし、腹立ったけど、悔しいけど、かわいいし、頭いいし、社長として立派に働いてるし、勝ち目ないんだもん。」

de「世間では、天才社長とか言われてるらしいけど、休み時間に屋上でご飯食べずに仕事してることあるし、ちゃんと努力もしてるんだなって。」

そんなにちゃんと見てくれてたんだ。

花宮「私が、言ったの。嫉妬だけじゃなくてちゃんとAを見なよって。ほんとはもっと完璧じゃなくてかわいいところもある子だよって。」

貴方「かなちゃん、ありがとう。」

花宮「で、どうする？」

bc「うちのお姉ちゃんが言ってたんだけど、一条先輩は基本的に自分の手は汚さないみたい。周りの仲がいい子を買収するって言ってた。」

そうなんだ。

cd「じゃあ、うちらはそばにいるしかなくない？防ぎようがないよ。」

de「そうなんだよね、、、」

貴方「あの、私は大丈夫ですよ。」

花宮「A、この子たちも反省してるんだよ。Aのことクラスで孤立させたこと。」

貴方「で、でも。」

私のことかばったら、何されるかわからないし、、、

月島「席つけー。ホームルーム始めるぞ。今日の1時間目はみんなわかってると思うけど、班決めだ。1組は視聴覚室で決めるから移動して。」

「「「はい。」」」

@視聴覚室

あれ、一条先輩も1組なんだ。

大野「Aちゃん、こっちこっち。」

あ、先輩方揃ってる。

貴方「はい。今行きます。」