よし、初対面だ ページ10
はぁ、久しぶりにこんな魔力使ったな
『仁花、その子に名前つけてあげて』
谷「な、名前?」
『そう、再召喚の際は名前を呼ぶからね』
そういうと考え込む仁花
それにしても、と私は狐を見る
狐は仁花をじっと見つめている
まるで、何か見定めをしているような…
谷「スター」
『?』
谷「スターフォックス」
星の狐
?なんで星?
谷「…この子は私1人の力でここにいる訳じゃない。千星のお陰でここにいる。だから、名前にもなんか、こう…千星っぽい何かを入れたくてそのっ…」
恥ずかしそうに名前の説明をしてくれる仁花
『…星』
谷「やっぱりダメかな⁉」
『いや…いい名前じゃないかな』
谷「!うん!」
仁花はスターフォックスに近づき手を伸ばし、頭を撫でた
彼の方は気持ち良さげに目を細めている
…ダイジョブそうだな
『じゃあ、仁花。彼をしまって』
谷「!もう…?」
『うん。彼の方も久しぶりにこの地に立ったんだ。慣れていないから疲れるはずだ』
谷「!そっか…」
『次、1週間後に呼ぼう。今度は全部自分の魔力で』
谷「うん!」
仁花はスターフォックスをしまった
谷「!そういえば私、烏野グループに行ってない!」
『あぁ、烏野に入るんだっけ?』
谷「うん!そうだよ」
『そっか、いってらっしゃい』
谷「うん!行ってくるね!」
そう言い仁花は校舎のある方向へ消えていった
『…』
私は自分の手のひらを見つめる
自分の魔力なのに使っているのは自分じゃないというのは、とても変な感じがした
『…へんなの』
私は手を握り拳をつくる
それを、ただただ眺めている
?「すっごいねぇ、君」
ふと声が聞こえた
声のした方へ向くと人がいた←
あ、当たり前か←
えっと男の人がいた←
え?あんま変わってない?
気にするな!←
背はそこそこあり、茶髪の人
顔はまぁ整っていると思う
そしてこの声、どこかで聞いたことが
あるような?
ないような?
よし、なくて結構!!初対面設定でいこう!!
私のキャラってどんなだっけ?←メタイ
いや、クール系で通るはずだったけどなぁ
内心全くクールじゃない
全くクールじゃない←大事なので2回
ま、表向きはクールだよね
『…何か、私にようですか』
?「いーや?たださっき凄い魔力を感じたからね」
『あぁ、それ私じゃなくて「違う君だな」…』
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作者名:ナノハナ | 作成日時:2024年2月3日 17時