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17（貴女side） ページ17

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「こっちの可愛いオネーさんの身にもなってあげなよ！こけしオネーさんっ」




…怒られた




乱数くんは私に背を向けて
綺麗なお姉さんを連れて遠のいて行く




待って、行かないで、
ごめんなさい、もっと話したかった




そう思っているのに、
声に出して言えないのが自分の嫌なところ




「…寒い」




ほぼ奪い取ってしまった
乱数くんのマフラーを抱きしめる




「…いい匂い」




大好きな乱数くんの匂い
ずっと嗅いでいたい




…なんて、口が裂けても言えない




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作者名：くまくま | 作成日時：2019年3月22日 1時

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