ぼくは溺れる 2

宮田姉情報 ページ23

「としくーん、」


宮田「はーい、なーにー？」


「Aに会いたい…」


宮田「ふはは！それ俺に言ってどうする！」


「会いたい会いたい本人に言ってたらただの重いやつじゃん」


宮田「ははは、それはそうかもだけど俺はAちゃんになれんからなあ〜」


「当たり前じゃん、こんな鼻でかくねーし。Aはもっと顔ちっちゃくて もっと細くて もっと白くて もっとふわふわしてて ちょーー綺麗で」


宮田「地味にディスんなよっおい！」



大晦日



今日はキスマイの紅白初出場だっていうのに


丸3日会えてないAのことで


頭がいっぱい…



北山「Aちゃんは実家帰ってんの？」


「いや、帰らないみたい」


宮田「まじ？1人？」


「うん…」


宮田「ああ…それは一緒にいてあげたいわな〜」


「………うん、…はぁ、」


宮田「Aちゃんはなんて？やっぱ一緒にいたかったーとか言ってた？」


「紅白で裕太見ながらお蕎麦食べてるねー♪だってさ」


「「あははは！」」


北山「面白すぎない？」


「なんも面白くねー」


藤ヶ谷「ははは！そんな拗ねんなよーAちゃんらしいじゃん」




ガヤの言う通り


すんごく らしいんだけど


Aのそんなドライな部分に


今日ばかりは少し落ち込む。



「なんかA好きになってから俺すげー女々しい」


宮田「そうかー？」


「やっぱり俺ばっか好きじゃんーとか未だに思うし」


宮田「ふは、それはないよーたま」


「何がわかんだよ〜」


宮田「Aちゃん、めちゃくちゃたまにゾッコンみたいだし」


「ん？なにそれ？」


宮田「ふっふ〜、宮田姉情報」


「え！詳しく！！」


横尾「ははは！たま必死じゃん」


藤ヶ谷「はは！でも俺も気になる…」



宮田「なんかこの間姉ちゃんとAちゃんで
飯行ったみたいなんだけど、裕太が〜裕太と〜って たまのことばっか延々話してたーって言っててさ、」


「「うんうん」」


宮田「こんなに好きになったのはじめてかもって、わたしにも人間の心がありました！って」


「「わはははは！！」」


二階堂「なんなの！その子ギャグセンなんでそんな高いの！」


千賀「天然なの？！ねえ！たま超えられてるよ？」



みんなは爆笑してるけど


俺は内心ニヤニヤが止まらなくて、



宮田「たーまー！喜ぶなって〜」


「な、！喜んでねーよ！別に！」


宮田「俺も好きだぞーかわいいぞーたまぁー」




宮田にはそんな心のうちも


バレバレ

しあわせ者→←小悪魔継続中

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