ぼくは溺れる 2

祝福 ページ15

宮田「たまー！おはようー！クリスマスどうだった？うまくいった？Aちゃん！Aちゃんと！うま、


「うるっさい、宮田」



朝


楽屋に入るなり、ドタドタ走ってきた宮田




クリスマスから数日経って


久しぶりのメンバーみんなで一緒の仕事



宮田「どうだったの？！」


「つき、」


宮田「つき？」


「付き合うことになりました」


宮田「よっしゃー！！！」



こぶしを突き上げて馬鹿みたいに喜んでくれて



宮田「みんなー！たまがー！Aちゃんと付き合ったー！」


「「え！？」」


「お前声でかい！まじで！」


宮田「いや嬉しくて、えへへ、」



みんなおめでとうーって


祝福してくれて、まるで結婚でもしたみたい



「こっからスタートだからさ。大事にしていかなきゃね」


宮田「うんうん」


藤ヶ谷「ほかの男にとられないように頑張んないとだしね？」


宮田「……たしかに」


「Aやっぱモテるかな」


「「いやモテるだろ」」


「だよね……」


宮田「なかなか俺らの仕事してると会えないだろうし。まめに連絡したりさ、合間ぬって時間作ったりさ、」


「そこは、うん、大丈夫なんだよね」


宮田「ん？」


「むしろ俺ばっか連絡して俺ばっか会いたいって言ってる気がする…」


宮田「ははは！Aちゃん相変わらずドライか〜」


藤ヶ谷「でも、そこがいいんでしょ？」


「……否定しないけど」


「「あははは！」」



ドラマもクランクアップを迎えて


あとは年末年始の立て続けに入った仕事を


こなすのみ！



しばらくAに会えないと思うと


少しブルーになる俺…

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