気まぐれごちゃまぜアニメ短編集。3冊目 (ページ5)

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続ページ5

藍染side

いつものように、Aを膝にのせる

Aの顔は動揺と恐怖で歪んでいた

少しばかし、圧をかけてみることにした

いつもの彼女だったら“惣右介さんと戦えるのか”と

新しい玩具(おもちゃ)でも手に入れた子供のように

興奮と喜びを抑えきれないように笑うのだか

今回は流石に後悔と自責の念に心を捕らわれ

“私に嫌われてしまったのか”と“自分はもう生きていけない”と

絶望的な表情で私を見つめた

目尻に浮かんだ涙が私を正気へと戻させ

圧をかけるのをやめた

途端に糸の切れた操り人形のようにくたっと私に身体を預け

私の服を掴み、時々咳き込みながら荒く呼吸をした

少しやりすぎたな

舌打ちを咬み殺し、私は安堵させるべく笑みを浮かべた

「君が何を考えたかぐらい私にもわかるよ」

「只、この方法だけはいただけなかったね」

涙を拭うと、私に殺されなかったという安堵からまた涙を流した

「君を嫌ったり、傷つけたりなんてしないよ」

勿論殺すなんて、ね

Aの背中をさすりながら優しく耳元でささやく

「だけど、聞き分けのない子にはお仕置きが必要だね」

壊れ物を扱うかのように丁寧にAを抱き上げベットに下す

広がった美しい黒髪、何かを期待するような視線は

どうも私を狂わせる

太ももに手を置くと

いつもの幼いAとは思えないような色っぽい顔付きに

「明日はまともに動けないだろうね」

嗚呼、何で君はそんなにも私を狂わせるのだろうか

これじゃあまるで、私が操り人形じゃあないか

end

リクエスト有難うございました！！