気まぐれごちゃまぜアニメ短編集。3冊目

【セクメン】雨も悪くない【太刀魚欄麻】　さつきさんリク ページ19

猫島 A ―Nekojima―

猫島媚堂の双子の妹

顔から服装に至るまで媚堂と同じ

身長・１５８cm

特別枠で入学した

Skill：兄貴厨・ブラコン・口数少ない
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太刀魚side


「よし、これで買うべきものは買ったな」

買い物リストに書いてあったものは全て買い終え、確認の為問いかけるとAは小さく頷いた

「雲行きも怪しい、さっさとかえ、」

そう言いかけた瞬間、雨が降ってきた

このまま寮へと戻るか、雨宿りするか考えていると

大粒の雨は肌に容赦なく当たり、バシバシと音を立てて跳ねかえった

『いたい』
「雨宿りするか」

こりゃ酷い大雨だな

俺はAを右腕で抱き上げ、前方に見える本屋まで全力で走った


・

・

・


本屋の庇(ひさし)の下へと避難し、その場に荷物を置いた

Aが小さく、くしゃみをしたので

温めるというのを口実に、俺はAを右腕で抱きあげた


きょとん、とした目とかち合い

むず痒くなると同時に、嫌に興奮する


「あー・・・寒い、だろ」


居たたまれなくなり、目をそらて言うと

はい、という愛らしい声が返ってきた


「こうやって二人して傘の中に入って帰れば、濡れねえな」


俺はふと思いつき、持ってきた折り畳み傘を開こうとすると

Aがそれをやんわりと手で制した


『欄麻さんと、雨宿りしたい・・・・・』
「・・・あ？」

突然の事で呆けた声が零れ落ちた

『あっ、ええと、だから、』

『欄麻さんを、独り占めしたい、です』


頬を朱に染め、捨てられた子犬のように縋る目で俺を見る



「・・・雨宿りするか」
『、はい』


雨の日も、悪くない




end


甘ーい！！！なんか私が恥ずかしいッッ！！！

リクエスト有難うございました！！遅くなってしまい大変申し訳ありません！！

またよろしくお願いします！

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