標的０３５ 我儘風紀委員長様と怒り 【黒曜編】 ページ39
貴女side
怖い
目の前の部屋からは殺気が漏れている
それで容易に恭さんの感情を感じ取る事が出来る
怒り
今までにないぐらい怒っている
襖にかけている手がぶるぶると震え冷や汗が頬を伝う
怖い、今すぐここから逃げ出してしまいたい
そんな自分をぐっと抑える
大きく深呼吸して恭さんに声をかける
『・・・・・失礼します恭さん』
「ああ」
意を決して声をかけたが帰ってきた返事は気の抜けた物だった
貴方らしくない
襖をゆっくりと開ける
部屋は酷い有様だった
テーブルは八つ当たりでもしたのかで殴った痕跡があった
花瓶は割れ水はこぼれているし潰され無残な姿になってしまった花が落ちていた
それらを行ったであろう恭さん愛用のソレは足元に乱雑に置かれていた
「もっと、近くにおいで」
『・・・はい』
音を立てず閉め
庭を見つめている恭さんに近づき
斜め後ろに正座した
貴方が今どんな顔をしているのか分からない
それが余計に恐怖心を掻き立てる
「それで、どうしたの」
『また、風紀委員が一人、やられました』
「そう」
短く答えてからまた恭さんは口を開いた
「全く誰だろうむかつくよねどうしてこの僕をわざわざ怒らせるような事するのか全く理解できないなぁ正体ばれないように僕のペットたくさん襲っているんだから馬鹿じゃないと思うんだけども相手もやるってことだよね確かに僕は戦闘狂さ人を殴り倒している時に喜び感じちゃうほどにねだから今回事件が起こった事に対して喜びを感じまだ見ぬ犯人に期待をしている面もあるんだけどもやっぱイライラするよね、」
恭さんは無表情で淡々とそう呟く
普段無口な貴方からは想像できない
『恭さん』
私が声をかけたって貴方は気付きやしない
「だってさ並盛は僕のモノだよ並中だって僕のモノさ襲われたペットだって僕のモノだよ並中の生徒には別に興味ないけどだって群れてるから並盛に住んでる人間にだって興味ないよだって五月蠅いからだけど僕のモノって事にかわりはないんだよね、」
『恭さん、落ち着いてください』
「充分落ち着いているさ僕はいつだって冷静さ、」
『雲雀恭弥！！！』
私が大きな声で名前を呼ぶとはっとしたようにこちらを見た
「・・・ありがとうA」
ゆっくりとした動作で足元のトンファーに手を伸ばし私を見た
「咬み殺すさ、君が心配せずともね」
ようやくいつもの貴方が返ってきた
私は安堵のため息をつくと同時に胸騒ぎを覚えた
To be continued
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令 - ゆーも@うさまるさん» だ、大丈夫ですか？つ胃薬 (2017年3月24日 12時) (
レス) id: 74775e1187 (このIDを非表示/違反報告)
ゆーも@うさまる - 胃がキリキリしてきたぞ…あれ？私と同じじゃね？ (2017年2月25日 7時) (レス) id: c0bb79c1fd (このIDを非表示/違反報告)
令 - 麗菜さん» ありがとうございます。受験に更新、頑張ります・・・！ (2016年10月23日 15時) (レス) id: 87c5cd9cb5 (このIDを非表示/違反報告)
麗菜 - とても面白いです。同じ受験生なのもありますが、更新頑張って下さい (2016年10月22日 12時) (レス) id: c1ea43dbb9 (このIDを非表示/違反報告)
令 - マッキー＼(^o^)／さん» か、神小説とか・・・嬉しいです！！私の妄想と願望をつぎ込んだ小説となっております(キリッ) 評価してくださっただけでもうめちゃくちゃうれしいです！！有難うございます！受験生ですが、更新頑張ります！ (2016年10月16日 17時) (レス) id: 87c5cd9cb5 (このIDを非表示/違反報告)
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