自宅警備員それは絶滅危惧種【文豪ストレイドッグス】

４５話 ページ47

現在 夜になるとスーツを着た男達が現れるという港に張り込んでいる
今の所何の反応が無い



貴「太宰さん本当に姿現すんですか？もう帰りましょうよ」
国「何言ってるんだ、まだ張り込み始めて５分しか経ってないぞ」
貴「私の体感ではもう５時間位経ってる」
国「お前の体感はどうなっとるんだ....」



仕方なく私はカバンの中からパンを取り出す
ここに来るまでにコンビニで買ったアンパンだ
やはり張り込みと言えばアンパンだろう
片手にアンパン、もう片方にスマホこれが張り込みの仕方だ

う〜ん。実に充実している




敦「っあ!!足音がしてきました!!」
国「やっと姿を現したか」

確かな現場を抑えため、取引が行われるまで張り込む




しかし私はといいますと、絶賛スマホゲーム中
ゲームと言ってもガチャを引くだけなのだが、推しのイベントガチャ中でこれに命を掛けている
因みにもう８回ぐらいガチャを引いているのだが、一向に出る気がしない
２万円を溝に捨てている




私は神に祈りを捧げ、ボタンをポチリと押す
３・２・１
貴「あぁぁぁぁぁぁあああああ！！！！」

スマホに映し出されているのは、私の推しのキャラクター




国「オイ!!A!!」
国木田さんの声で我に返る









っあ、今張り込み中

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