自宅警備員それは絶滅危惧種【文豪ストレイドッグス】

３４話 ページ36

現在捕まった状況から１０分以上経過しているが、何一つ状況は良くなっていない
芥川先輩と敵は絶賛にらめっこ中だ




貴「勘弁してほしい....」
小さい声でボソリと独り言を言う
「何か言いましたか？」




貴「勘弁してって言ったの！！！」
私はその声と同時に男のみぞうちに肘を打ち込む
「っう!!」
男はあまりの痛さに腹を抱えて蹲る




貴「何分続ければ気が済むの！！私はこれか新しいスマホを買いにいかなきゃいけないの！！もうあんた達に付き合っている時間は無い！！！」



貴「異能力『鉄の香』」
真っ黒だった目がみるみるうちに赤く染まっていく
そして私はそこら辺に転がっていた鉄パイプをチェーン状に変形させる
チェーン状の先には小さい刃物が付いている




雑魚共を一々一人一人処理してる時間は無い
だからチェーンを使うの
鉄は私の思うように動く、いくら長くても先から先まで私の手足の様に動く




私は腕にチェーンを巻き付け、腕を右に振ると先っぽに付いた刃物で雑魚共の首が飛んでいく
芥川先輩が手を出す暇もなく、雑魚共は全滅




貴「あとはあんただけだね？ケータイ屋さんって結構閉まるの早いんだよねだから早く済ませよう」
私は男の体チェーンを巻き付けて拘束する




「何ですか？私をポートマフィアに渡すつもりですか？」
貴「ノーノー」
「では何故拘束を？」




貴「拘束？違うよこれは」
そう言うと体に巻き付けていたチェーンがみるみるうちに細いワイヤーに変わっていく
貴「今縛っているワイヤーは今はまだただのワイヤーだけど、私が少し異能で振動を与えればこのワイヤーは....糸ノコギリってわけ」









男の顔からはあの憎たらしいニコニコ笑顔が剥がれ落ち
男の顔は恐怖の顔に変わっていく



貴「さよなら」

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