自宅警備員それは絶滅危惧種【文豪ストレイドッグス】

２３話 ページ25

現在私は椅子に拘束されている。
そして...寝ている
貴「クカー....Zzzz」



誘拐されては良いけど、暇すぎて....
やること無いし、パソコンもねェスマホもねェ
こう来たら寝るしかねェだろ




「おい!!寝てんじゃねェ!!」
男は私の顔面をビンタする



貴「っは!!いけねぇ寝ちまってたぜ...っで、我の眠りを妨げるモノよ我に何の様だ」
私はラスボス感を出しながら話し始める



「お前を攫ったのは他でもない、ポートマフィアに対する復讐だ」
貴「え？」
「だから、ポートマフィアに対する復讐だ!!」



貴「っえ？それって...私関係なくね？」
「はぁ？」



貴「なーんだ、私が何か気に障ることしたかと思って、大人しく拘束されてたけど、私関係ないならもう行っていいよね？あーあーゲームのＭＰ回復しちゃったかも....」
なんて言いながら、椅子の鉄を変形させ、縄を切り、ポケットに手を突っ込む



「おい!!てめェどうやって拘束解きやがった!!」



貴「ない...」
ポケットをいくら探してもスマホがない、先ほどまで座っていた椅子の周りを見るが、スマホがない



「おい、聞いてんのか？アマ!!」
貴「うるせぇ、私のスマホどこだおらァ？」




「スマホ？あぁ...あれなら捨てたぞ、道路にな、今頃粉々じゃねぇか？なぁ？」
男がそう言うと周りの男たちは笑い始める




だが、今の言葉で私に火が付いた
何故なら、昨日ゲームに課金をしたばかりだったのだ
しかも、それはイベントガチャでイベントは昨日終わっているのだ
イベントも完走し、順位も１位で終了していて、報酬がガッポガッポ入る予定だった









貴「てめぇ良くもやってくれたな...死なすぞ」

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