自宅警備員それは絶滅危惧種【文豪ストレイドッグス】

１８話 ページ20

そんなこんなで家主を抜きに他愛のない話をしていると、時計の針が午後の１０時を指していた。





人と話をしていると、時間が過ぎるのが速く感じる





家で一人ＰＣに向かいゲームをするのも悪くはないが、こうやってたまに人と話すのも悪くはないと思える。




太宰さんがソファから立ち、キッチンに入って行く。
すると太宰さんは両手にワインを持って姿を現す




太「こんな時間だし一杯どうかな？」
といって私にワイングラスを渡してくる




今年で２０歳になった私だが、まだ一滴もお酒を飲んだことがないのだ。
中也の酒に飲まれている姿を見ていると、なかなか手を出せない





ここは大人になるチャンスと思い、ワイングラスを受け取りボトルを開けグラスに注ぎ込み口に運ぶ




ゴク
貴「これがワインか....」
始めて飲むワインは大人の味がした





太「あれ？Aちゃんもう酔ってきたの？顔赤いけど....」
貴「へぇ？」




貴「中也じゃあるまいし....そんなはじゅないれしゅよ〜」
太「あちゃ〜中也と同じでAちゃんもお酒弱かったか〜」





するとAはいきなり立ち上がり、芥川の隣に座る




そして芥川の前髪を触り始めたのだ
貴「このぉ前髪はぁ...自分でぇ切ってるんでしゅかぁ？」

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