【文豪ストレイドッグス】ゲーマーの異能力２

４５話 ページ7

お「無理だな、何故ならば君は既に負けている。見るといい」
おじさんは木製でできた扉を指さす


恐る恐るモンゴメリは扉を見る
っとそこには扉の開いたドアと必死にそこにしがみ付く敦がいた。
モ「どうして...ドアは確かに閉まったはずなのに！」


敦「君の見落としは一つ、この戦いは最初っから３対１だ！！」
ドアが開いた瞬間に谷崎兄が『細雪』で扉の映像を偽装し、敦が扉にしがみ付くという作戦だ。
２人の異能力を生かした作戦だ。


するとモンゴメリは体が勝手に扉の奥に吸い込まれていく。
モ「！？」
よく見るとモンゴメリの体にはリボンが腰に巻かれていた。そしてそのリボン先は敦が握りしめていた。

モンゴメリは敦の腕の中
モ「はっ放しなさい！！」

敦「異能の解除して皆を開放しろ！でないと君を奥の部屋に引きずりこむ！！」
モ「そんな！？」
扉は当然鍵がなければ扉を開けることはできない、それは奥の部屋も同じ。
奥の部屋に入ってしまえは、死ぬまで奥の部屋にいるということになる。


敦「自分の創った空間に囚われ続けたいか？」
モ「あたしは...失敗するわけには」
モンゴメリの目には涙が浮かぶ


敦「今から手を離す、決断の時間は扉が閉まる一瞬しかないよ」
モ「だめ！待っ！！！」
敦は手を離し、吸い込まれていく


貴「！！！！」






貴「へ？」
私はモンゴメリが創った部屋に未だいる
どうやら作戦は失敗したようだ。



貴(まぁ、異能力を解除しなかった理由も分からなくはない。モンゴメリはきっと作戦が失敗したら組織に自分の居場所がなくなる。だったらここで...)


お「どうやら作戦失敗のようだね」
おじさんは汗もかかず、微動だにしない。


床に転がっている鍵は使い物にならないのは、モンゴメリの説明でよくわかっている。
私はアイテムボックスからあるものを取り出した。
貴(上手くいけばいいけど....)
それは宝箱を１００％開けられる鍵、言わば何でも開けられる鍵


鍵を木製のドアに差し込む
するとモンゴメリの異能力で創った部屋は消え、捕まっていた人たちは道路の上にいた。



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