アオハル返せ【稲荷崎】

24.#アオハル ページ25

強豪校のマネージャーもだいぶ板についてきた頃には、夏本番を迎えようとしていた。夏本番っていつからだろう……。




今日は双子の母校である野狐中が来ている。中総体前というのと、来年の選手の見積りだろう。選手を集めるにはこういった中学生との交流も大切らしい。




一応練習試合なので体育館は開放されている。とりわけうるさいのが3人ほど。双子共々嫌っている。




ゲームが始まりスコアをつけるが、侑くんの調子がいまいち上がらない。中学生相手と言えど、侑くんが手を抜くとは思えないけど。




『侑くん、調子悪くないですか？』




隣で私のスコアを覗き見ていた北先輩に聞く。




「確かにせやな」




するといつの間に交代したのか赤木先輩があれちゃう？と例のうるさい3人を指した。人に指をさしてはいけません。




『ちょっくら行(逝)ってきます』




キャーキャー叫ぶ金切り声はうちのチームだけじゃなくて、相手チームにも不愉快だろう。




意を決して注意することに決めた。






✂-----------------㋖㋷㋣㋷線-------------------✂



今気づいた……！夏前言うてんのにインターハイ準優勝とか……!!時系列間違えた!!ちょっくら直してきやす。




インターハイ準優勝→通算30回2年連続春高出場に変えました。え合ってますよね!?

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