アオハル返せ【稲荷崎】

23.#アオハル ページ24

3人に復讐するため廊下をダッシュ。2回目である。




途中で先生に会ったのだが、「廊下は走んな…て山門か」と黙認されるワイ。ああ、なんと嘆かわしきかな。




スパコーン！という勢いで扉を開け、談笑してる3人プラス侑くんのところへ行く。




『ちょっと！何勝手に入部届け出してくれちゃってんの!?』




聞くと、さも当然かのように治くんが




「外堀埋めてくゆーたやろ？」




と微笑んだ。ぐぬぬ、となっているとテッテレーと口で言いながら角名っぺがスマホを取り出して、私のおふざけ100%の声を再生した。




《マネージャーやっちゃおっかな！》




ドヤ顔で「言質取ったり〜」と言う角名っぺにスタンディングオベーションする他3人。フザケルナ。




言うんじゃなかった。やられた。外堀を埋められるどころか固められて沈められてしまった。頭を抱える。





「あ、でもうちが銀島のこと好きやゆーんはほんまやでな？信じてや？」




『さすがにそれが嘘だったら人間不信なるわ』




山門A。バレー部のマネージャーに(勝手に)なりました。




私の夢見たアオハル返してください。

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