柱のみんなの様子がおかしくてワロエナイ【鬼滅の刃】

廿肆 ページ25

『善逸ｩｩｩｩｩｩｩｩ!!!!』




「うわうるさ!!なに!?」




私の隣の隣のベットで眠る善逸をクソデカボイスで呼ぶと、耳を塞ぎながら返事してきた。俺耳いいからそんな叫ばなくても聞こえるよ、と呆れたように言って上体を起こした。




『お菓子もらってきて……』




「くっそくだらねえ!!」




なんだかんだ文句はつけながらも行ってくれる善逸は将来絶対尻に敷かれるタイプだと思う。




『炭治郎たちはいつから機能回復訓練するの？』




「んー、しのぶさんの話だと3日後ぐらいかなぁ」




『わりかし早いね、じゃあ数日は1人かぁ』




「なんだァ？子分その4！寂しいのか!?優しい親分がたまには来てやるよ!!」




『はいはいありがとおやぷん』




伊之助を揶揄うとムキーッと怒り出した。が、ちょうどタイミングよく足で扉を開けてやってきた善逸(のもつお菓子)に飛びついたので、無駄に疲れなくて済んだ。




今日のおやつはおせんべいだ。おせんべいって美味しいけど早く食べすぎたら喉詰まるよね…。うんうん。




「Aそれ食わねえのか？」




『いや食べるわ…て言うてるそばから手を伸ばすな!!』




と、そこで炭治郎とお喋りに夢中になっている善逸が目に入った。




『善逸ならいいよ』(小声)




「っしゃ！猪突猛進!!」




何が猪突猛進なのか知らないけど伊之助は見事善逸のおせんべいを全部食べ切っていた。




それを知った善逸がブチ切れ(細かい男だなぁ)騒ぎ声を聞きつけたアオイに怒られたのは言うまでもないだろう。

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