検索窓
今日:1 hit、昨日:10 hit、合計:3,359 hit

2番目の忘れ物 ページ3

「今の、俺・・・?」















『本当はな、






ずーっとAと幸せでいたかった








ほんまにごめん、









幸せの輪、









俺が崩してしもうたからっ』







"彼"は顔を隠すように私の首筋に顔を埋める












『ごめん、






ごめんなぁ』










まるで懺悔するように




掠れた声で何度も繰り返す











"彼"は何かに囚われている



















「っ、大丈夫、大丈夫だよ」









いつも康二くんが辛い顔をした時と同じように






私は"彼"の背中をポンポンと叩く






『っ、』








"彼"は、康二くんじゃないのに、





こんなことで慰めになるわけないのに






それでも










私はこうしていたかった







 

















『・・・いつもそうやって、慰めてくれたよなぁ』




 




"彼"が顔を上げた









何かを懐かしむような




そんな顔をしていた










自然と










"彼"は私に顔を近づけた



















ガチャ








「A〜!!













朝は味噌汁とコンポタどっちが、って、



















え?」

3番目の忘れ物→←1番目の忘れ物



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (9 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
53人がお気に入り
設定タグ:snowman , 向井康二 , 雪男
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ミナ - とても面白かったです。続きがとてもとても読みたいです。更新待ってます頑張ってください (6月5日 8時) (レス) id: 7f466015d5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:春のクマ | 作成日時:2022年10月12日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。