魔法薬学教授の部屋２ (ページ22)

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久しぶりのホグワーツページ22

(大広間)

スリザリン寮の自室に戻ったAは、ソフィアと美女軍団とともに大広間に来た。

久しぶりのホグワーツの夕食に、Aは少し戸惑っていた。

「A、どうしたの？」

ソフィアが心配そうに聞いた。

「あ、えっと…、カトラリー(フォークとかスプーンとかナイフとかの総称)を使うの、久しぶりで…」

と答えると、

「・・・A、どれだけ甘やかされたのよ？」

と、呆れたようにソフィアが呟いた。

「あはは…」と苦笑いをして、Aはソフィアにプレゼントのお礼を言った。

「クリスマスプレゼントありがとう、ソフィア」

「こちらこそ。…あれ、教授が選んだの？紅茶とプレスタのチョコレートセットが届いて驚いたわ。Aの名前で贈られてきたから、両親は知らないけど」

と、こそこそと話した。

「うん。…私も行きたかったんだけど…」と答えると、ソフィアは、

「しょうがないよ。目覚めたのがクリスマスイヴなんだし」

と、言ってにやりと笑った。

「・・・それで、着てみたんでしょう？」

「・・・うん」

Aは、真っ赤な顔でうなずいて

「さすがに、うさ耳カチューシャは恥ずかしいよ…」

と言うと、

「え？・・・本当につけたの？？…それで、あのチョコレートセットってこと。」

と、合点がいったというようにソフィアが返した。

「ちょっと、ソフィア。冗談のつもりだったの？」

と聞くと、

ソフィアは、「まぁね」と答え、すいと目をAの左手の小指に向けた。

「それで？…そのピンキーリングは教授からのプレゼント？」

と、にこにこと聞いてくるソフィアに

「それなんだけど…、部屋に戻ってから説明するね」

と、こっそりと囁いた。

「なになに？・・・恋バナに発展する感じ？」

と、わくわくで聞いてくるソフィアに、

「ちょっとした対策と相談よ」

と、ニッコリ笑顔で返した。