初対面 ページ23
sideシルク
「Aさんっ！あ、えっと！わー偶然！」
引きつる笑顔。やべー…ワザとらしかったか？
モトキ「可愛いワンちゃんですね！」
そんな俺とは対照的に、ニッコリスマイルのモトキ。
コイツ、すげーな。こんな状況で。肝座ってる。
なんて、感心してる場合ではなく。
やばくね？いや、ヤバイだろ。今のこの状況。
なんて言えばいいんだよ。街で見かけて、気になって付いて来ちゃいました☆なんて、口が裂けても言えねぇ。
どうしたものか。うまい言い訳を探している内に、
「だれー？客？」
小川「あー…うん。」
聞こえる声は案外近場で、門と玄関の間から現れたキャップのヤツ。
「ん？見たことあるな、この人ら」
小川「リョウちゃん！?この人らじゃなくて。私が担当させてもらってるフッシャーズのシルクくんとモトキくん！」
リョウ「あーあー思い出した！アスレチックでピョンピョン飛んでる2人だ！」
手には何故かノコギリと竹を持って、本物だ！って笑うソイツは俺より、隣のモトキより大きくて。
思わず「でかっ」って、心の声が漏れていた。
リョウ「お前は見たまんま、小さいな(笑)」
「はぁ？」
小川「リョウちゃん！」
リョウ「なんだよ、コイツが先にでかって言ったんだからな！悪くねーし。」
モトキ「ぶぶっ。」
ふんっ！って腕組みするアイツに。もー！！って怒ってるAさん。
その2人のやり取りの近さに嫉妬したくないのに、嫉妬する。やっぱり仲良いな。なんて。
小川「ごめんね。2人とも。この人、だいぶ感じ悪いよね。」
モトキ「いや、俺は全然。むしろ、面白いよ」
リョウ「お？わかる？お前、気に入った！よし、一緒に流し素麺しようぜ！」
「何その急展開！？」
リョウ「別にお前は誘ってねぇ。どうしても、流し素麺手伝いたいって言うなら食わしてやる。な？A？」
小川「え？いや、私はいいけど。素麺沢山あるし。でも、2人は…忙しいでしょ？」
モトキ「大丈夫です！そっか！流し素麺だから、竹か。本格的っすね」
リョウ「だろー？あと少しで完成なんだ。やろうぜー」
なんだか、意気投合してるモトキに。巻き込まれるように俺も流し素麺の台を作るハメに。
Aさんは、本当に？大丈夫？と、心配してくれたけど。このまま帰るのは癪に触って、意地でも素麺食って。
当初の目的。本当に彼氏なのか。それをハッキリしてやろうと俺は意気込んでいた。
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まひろ(プロフ) - かなとさん» コメントありがとうございます。すいません。外すのを忘れてました。ご指摘感謝します。 (2019年10月19日 11時) (
レス) id: 5f80a217b3 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面の注意文をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい違反です。ご本人様方にも迷惑がかかります。ルールというものをちゃんとご確認下さい (2019年10月19日 8時) (レス) id: fca7c03b31 (このIDを非表示/違反報告)
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