114.#アオハル ページ38
次の日、全く眠れなかった私。昨日は普通に自分の部屋で寝た。一昨日は北先輩も悪ノリ(？)しただけだったようだ。
「ごっつ酷い隈やな」
『マジすか』
鏡を見てみるとマジだった。やべえな、泣ける。
今日は1日練習なので朝一で家を出る。手短に朝食を済ませてお弁当に昨日の残り物を詰めて出かける。
北先輩の時間に合わせるとかなり早い時間に体育館につく。合わせへんくてええよ、と言われたけど準備が終わってから練習が始まるまでの、ぐうたらできる時間が好きなので合わせることにした。
体育館についてドリンクの準備をする。ちらほら人が集まってきて中には侑くんもいた。目は合わない。
早々に準備が終わって、私は水道で黄昏ていた。
「山門？こないなとこでなんしとん？」
声をかけてきたのは意外な人物。
『銀島』
１対１で話すのはあまりなかったなあと思い、ここに座れという意味を込めて隣をペチペチと叩く。伝わったのか、隣に座ってくれる銀島。
『私は銀島のことサナと同じ親友ポジだと思ってるんだけど、銀島もそう思ってくれてる？』
唐突の親友発言に驚いたのだろう、戸惑いながら答えてくれた。
「お、おん……そりゃマネージャーやしな。他の女子より仲ええし山門話しやすいし」
『じゃあサナのことどう思ってる？』
数ヶ月間しか一緒にいないけど、銀島がサナに好印象を持っているのは確かだ。でないと足を捻った時にわざわざおんぶして保健室まで連れていかないだろう(最後まで聞いてないけど悟った)
「え、何その質問」
『さあ早く答えるんだ』
銀島は顔を赤くしながら小さな声で言った。
「好き、やよ」
両想いキタコレ。録音してサナに聞かせたかった。
『そーかそーかありがとう』
きっと私、宇宙一気持ち悪いほどニヤニヤしてる。銀島若干引いてたしね、泣くぞ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 621人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あかね(プロフ) - なほさん» お！同志！ファンタいいですよね！！ファンタもジェネも大好きです！！(笑) (2020年2月26日 23時) (
レス) id: e8088c70b5 (このIDを非表示/違反報告)
なほ - ファンタ出てきて沸いた(^_^) (2020年2月26日 23時) (レス) id: cdff0a107e (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - 鳴瀬 いつきさん» それはそーなる(笑) (2019年10月13日 18時) (レス) id: e1f32f2247 (このIDを非表示/違反報告)
鳴瀬 いつき - あかねさん» 「あ、そう…」としか言えなかった笑 (2019年10月13日 17時) (レス) id: ef1511333e (このIDを非表示/違反報告)
あかね(プロフ) - 鳴瀬 いつきさん» お友だち(笑)なかなかおもろい子やな(笑) (2019年10月13日 13時) (レス) id: e1f32f2247 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あかね
| 作成日時：2019年10月5日 0時
