【ワートリ】 そうだ、ボーダーに行こう。

出水de卒業　（小学生様リク) ページ33

〜これは中学時代のお話〜
今は卒業式が終わり、友達と校舎の前で写真を撮ったりしているところだ。もうかれこれ10枚以上取っている。
だけど、今一番とりたいのは友達との写真じゃない。2年生のころから好きだった出水君との写真が撮りたい。
でも、あたりを探しても出水君はいない。もう帰っちゃったのかな。
もうこんな時間だ。そろそろ私も帰らないと。私は渋々校門を出た。
最後に写真、撮りたかったな…
出「おーい、A」
振り返ると、出水君がこっちに走ってきていた。
出「よかった、まだいたぜ」
貴「どうしたの出水君」
嬉しさのあまりに声が裏返りそうなのを抑えて訊いてみた。
出「俺さ、今日Aに渡すものがあるんだよ」
貴「なに？」
出水君は照れ笑いしながら自分の制服のボタンをもぎ取った。
出「手、出して」
私は手を差し出した。
出水君はその手をとって、もぎ取ったボタンを握らせた。
貴「これって…」
出水君のほうを向くと、制服の2番目のボタンがなくなっていることに気づいた。やっぱり…
出「俺、Aのことが好きだ。学校は違くなるけど付き合ってくれ」
その言葉を聞いた瞬間、私の頬は夕焼け色に染まった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
出「小学生さんリクありがとなっ！！」
太「これからもリクエストは受け付けてくれるらしいぞ〜」
出「A、またよろしくなっ！！」

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