ミルクティーは恋の味【首藤義勝】 ページ9
「よっちゃん、よっちゃん」
そう言って俺の方に近づいてくるのはA。
…まぁ俺の好きな、人?なんだけども。
「よっちゃん、ミルクティー好きだったよね?」
そう言ってペットボトルを出す。
白い指。
きれいな、指。
「はい!どーぞ!」
「あ、ありがと」
えへへ、と照れたように笑う彼女。
「よっちゃん頑張ってね。
わたし、今度いつ会えるか分からないけど
わたしはよっちゃんの味方だからね!」
そうやって小さな拳を突き出してくる。
「ん」
俺も拳を突き出して小さな拳にあてる。
「よしっ!元気でた!」
そう言って、もう時間だから、と名残惜しそうに髪を触る彼女。
「ばいばい」
小さな手を振って後ろを向いて歩いていく。
その背中が小さくなり、やがて見えなくなった。
*
*
「あっま」
ミルクティーに口をつけると、甘い恋の味がひろがった。
*
*
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和夏 - 大丈夫です(*^^*)楽しみに待ってます!! (2017年9月10日 18時) (レス) id: 2dabaa70f7 (このIDを非表示/違反報告)
繭良 - 全然大丈夫ですよ~♪受験勉強がんばってください! (2017年9月1日 19時) (レス) id: b1ccb535c6 (このIDを非表示/違反報告)
蒼い紅じゃけ(プロフ) - 和夏さん» 了解です!もう夏祭りの時期ではないと気付き申し訳ないのですが、もう少しお時間くださると嬉しいです! (2017年9月1日 19時) (レス) id: 175e64ba0c (このIDを非表示/違反報告)
蒼い紅じゃけ(プロフ) - 繭良さん» ありがとうございます!少し時間がかかると思いますが待って頂けると嬉しいです、すみません…! (2017年9月1日 18時) (レス) id: 175e64ba0c (このIDを非表示/違反報告)
和夏 - クリープハイプの尾崎さんで、ゆかたで、夏祭りという設定願いできますか? (2017年8月24日 0時) (レス) id: 2dabaa70f7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼い紅じゃけ | 作成日時:2017年1月15日 21時