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第143話 ページ50
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ついにAはペンを置き、深く深く息を吐いた。
わからないままでいたかった何かが、あの作業で強制的に浮き彫りになってしまった。
「どう、しようかな……」
ノートを閉じ、窓辺に立ってみれば、何も知らない満月が輝いている。
「……とにかく明日、グリーンさんの真意を確かめなくちゃ。その上で、どうするか決めよう」
自分に言い聞かせるように声に出してみれば、なんとなく励まされるような気さえする。
Aとグリーン。
この二人の手が触れるのもそう遠くない未来の話であるとは、今は誰も思っていない。
しかしその時は確実に迫っていた。
to be continued...
区切りがいいので、今回はここまでで終了です！
いやー、ようやくこの二人進展しそうでほんと良かった！
書いている私が言うのもなんですが、この二人ほんとに動きがあるまでが長いんですよね！！
物書きの方なら共感していただける部分があるかなと思いますが、作者の私が「そろそろこっちに持ってかないと」と思ってても、動いてるキャラクターたちがその通りに動いてくれないんですよね。
無理矢理動かそうとして書くと、コレジャナイ感がもろに出てしまったり、そもそも書けなかったり。
なので、今後もこの作品のキャラクターたちがみなさまの予想(あるいは期待)とは違う動きをしていたら、「あ、このキャラはそういう生き方がしたいのね」と見守っていただけたらと思います。
今後ともよろしくお願いいたします！！
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作者名：リトルポム | 作成日時：2022年8月3日 23時
