第105話 ページ12
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「あ、そうです!このカンタイシティには『空間研究所』っていう研究所がありまして、パルキアやギラティナなどの空間にまつわる説明があるポケモンのことなど踏まえて研究してるんです。ご興味ありましたらアポ取りますよ!」
シロナはそれを聞いて「面白そう!」と目を輝かせた。
「バトルツリーのことが一通り終わって時間が作れたら寄っていきたいわ、その時はよろしくね!」
「了解です」
そんな話をしているうちに、3人はハノハノリゾートホテルの広大な敷地の中に足を踏み入れていた。
「なんというか……大きいなとは思っていましたが、敷地の中入ってみると圧倒されますね……」
Aは生粋のアローラ人だが、実はハノハノリゾートホテルに入ったことは無い。
地元民だからアローラのホテルに泊まってみることなんて無いのである。
「まあ、リゾートホテルというくらいだからこのくらいあって当然よね……」
カトレアのさすがのお嬢様発言に衝撃を受けながら、一行はホテルのフロントにやってきた。
名前を告げると、スタッフさんがあれよあれよという間に荷物の預かりまで引き受けてくれ、10分もしないうちに3人は手荷物だけの状態でホテルの外に立っていた。
「2時間後って言いましたけど結構時間余ってますね……」
腕時計を確認すると、まだまだ時間に余裕がありすぎる。
「えっ、バトルツリーは他の島にあるんでしょ?」
シロナがびっくりして聞いてきたので、Aはリザードンフライトのことを簡潔に教え、急がなくてもいい旨を伝えた。
「なるほどね。それじゃあどうしましょうか。お茶でもする?」
「賛成。そろそろ休憩したいわ」
「それじゃあポケモンセンターのカフェスペースでいいですか?」
「あら、ポケモンセンターにカフェスペースがあるのね!?」
シンオウにはカフェスペースは無いので、シロナとしては新鮮なのだろう。
「はい、ドリンクメニューがありますので、小休憩にはピッタリかと!」
「じゃあそこにしましょう、カトレアもいい?」
「ええ、異議なし」
というわけで、3人は大通りを逆走し、ポケモンセンターに向かうことになった。
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作者名:リトルポム | 作成日時:2022年8月3日 23時