ある日リスを拾いました【sm】

14 最後でもいいから ページ17

Aside

『、、、、、ってほしい』

し「ん？ごめん聞こえなかった」


付き合ってほしい


なんてバカの事を言っているんだ自分は
付き合ってなんて我儘すぎる

さすがに志麻さんに引かれるであろう

し「えーっとAちゃん？、、、
遠慮せんでええとよ？」



これで私たちの関係が崩れていいから


『我儘、、、、、、聞いてくれますか？』


し「ええよ。なんでも言って
出来ることならなんでもする」









．









．




『好きなんです、付き合って下さい』






し「Aちゃん、、、」

どうしよう言っちゃった

ヤバイほんとにどうしよ
絶対困ってんじゃん

し「はぁ」

わわ、ため息だよ

し「Aちゃん、、、






なんで女の子から言うん？」



『え？』


し「そんなん付き合うしかないやん

俺だって、、、俺だって


Aちゃんのこと好きなんよ？」


『！』

し「なぁ、次からは俺に言わせて？」


そっと私の手を包み込む志麻さんの手









．









．









し「大好きです付き合って下さい」





ｺｸﾝ


志麻さんが好きって言ってくれた

大好きだって

志麻さんは手を放して

今度は


私を丸ごと大きな体で包み込んでくれた


あの時のリスとは思えないほど

かっこよくて


そして



濡れて少し震えていたリスのように

私を抱きしめる志麻さんは

震えていた


し「ありがとう」


『私も我儘きいてくれてありがとうございます』

し「あんなん我儘じゃないで？」







．

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