死神も幻想入り (ページ13)

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招かれざる客ページ13

レミリア「クジャ、少しいいかしら」
クジャ「なんだい？」

いつになく真面目な顔つきだけど…

レミリア「この絵の奴らに見覚えは？」

クジャ「これは…」

子供の絵かな？
レミリア「いやそうじゃなく！確かに私書いたけど！」
クジャ「何も言ってないよ」

やっぱ心読めるんじゃ？
さて…
…！
まさか…まさかこいつらは！?

レミリア「見覚え、あるのね？」
クジャ「…ああ、僕が前にいた世界の奴らさ。」
クジャ「金ピカが皇帝、女性が暗闇の雲だ。」
レミリア「暗闇の雲とやらは、此度の戦には参加しない、とか言ってたの」

奴ら…幻想郷に攻め込む気か?
だとしたらなんとしてでもここを守らないと…

レミリア「この道化は？得体の知れない気持ち悪い奴だったわ」
クジャ「名前はケフカ・パラッツォ。僕の一番嫌いな奴さ。」

うん、もーだいっ嫌い。あいつが邪魔しなければ、あの時ジタンと一緒にカオスを倒せたかも知れないのに…

レミリア「貴方は」
クジャ「?」
レミリア「そいつらの味方？それとも敵？」

フッ、愚問だね。
あんな奴ら、味方する義理はない。
むしろ叩き潰してやりたいくらいさ。

そう告げると、レミリアはほっとした顔になった。

レミリア「よかった、友人を手にかけたくはないもの。」
クジャ「…他にも警戒するべき奴らがいる。」

ガーランド、エクスデス、セフィロス、それにアルティミシア。奴らは警戒しないと…

死神説明中…

レミリア「騎士、死を超えし者、堕ちた英雄、それに時を操る魔女…か。随分集めたものね、カオスとやらは」
クジャ「他にもいるけど、今上げた奴ら、それにケフカ達以外は警戒しなくていいと思うよ」

暗闇の雲、ゴルベーザ、それにジェクト。
あいつらは…
そこまで思考した時、外から爆音が聞こえてきた。
クジャ「なんだ！?」

見ると、美鈴が悪魔みたいな奴と相対している。
クジャ「行ってくるよ！」
レミリア「気をつけて！」

一体誰だい。
空気の読めない奴…

美鈴「だから、うちにはそんな人はいません！」
?「隠し立てするなら容赦しねぇぞ！」
クジャ「なんの騒ぎだい？」

?「誰だてめぇは？」
クジャ「名を訊くときは自分から名乗りな」
?「フン！人間風情に名乗る名などない！」

生意気な…

?「このヘルバトラー様をなめんじゃねぇぞ！」

ヘルバトラーか。
うん、馬鹿だ。