検索窓
今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:62,810 hit

運命は、変わるものだ。 1 ページ39

シルクside


ダーマから、モトキと付き合うことになったとLINEが届いた。


悲しい、だって好きな人を奪われたから。


でも、なんだかその瞬間、マサイの顔が浮かんできた。

もしかしたら、俺はマサイの事が好きなのかもしれない。



思いたったら即行動、それが俺だ。

俺はすぐさまマサイの家に向かった。


マサイの家へつくと、インターホンを押す。

マサイはすぐに鍵を開けてくれて、俺はマサイの家へ入った。


ダーマはマサイにはモトキとの事を伝えていなかったらしく、俺がその事を話すと、目を丸くして驚いていた。



やっぱマサイはモトキの事、好きだよな……。


何て、思っていたその時だった。マサイが俺に手を差し出し、言った。



それも、真剣な目で俺を見つめながら。



「シルク、俺さ…モトキの事、好きだった。
でも、この前シルクといる時にさ、あぁ、こいつやっぱカッコイイな…って、思った。で、気づいたんだよ。俺、シルクのことが好きだって。俺はモトキみたいに可愛くないし、癒してあげることも出来ないかもしれない…。それでも俺はシルクが好きだから、俺と、付き合ってください。」




素直に一言…驚いた。

まさか、マサイが俺を好きなんて。



俺の頬を、あったかいものが滑り落ちていった。


涙だ。


多分…いや、確実にこれは喜びの涙だ。


嬉しい…嬉しすぎて、これ以上の言葉が見つからない。



早く、早く返事を言わないと。

俺の、気持ちを。

運命は、変わるものだ。 2→←運命は、変わり始めた。 8



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (41 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
73人がお気に入り
設定タグ:Fischer's , フィッシャーズ , BL
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:姫風 心 | 作成日時:2017年3月21日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。