お魚はどうしてすれ違う？ (ページ34)

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話 2 ページ34

ンダホside

遂に、遂にダーマをよびだしちゃった！

しかも今までとは違う感じだったから不審に思ったかな？

でも来てくれるみたいだし、良かったぁ。

大丈夫かな？

ちゃんと言えるかな…。

大丈夫。

ずっとずっと何年も溜め込んできた気持ちをぶつけるだけ。

言える、よし。

もう一度心の準備をして、俺は家を出た。

自分でも恐ろしいほど早く歩く。

それは、ドキドキする心を無理矢理抑え込もうとしてるのに、抑え込めていない気持ちのあらわれ。

あんなにも心の準備したのに、こんなにも緊張するなんて………

俺だって男だ。大丈夫！

ついた時間は約束の30分前。

さすがに早すぎたかな…なんて思ってたのに、もうダーマはついていた。

遊具の上でコーヒーを飲みながらゲームをしている。

俺の事を見つけるなりスマホを直して、手を振ってくれる。

「よ、早かったな。」
「いや、早すぎでしょwいつついたの。」
「うーん、10分くらい前？」
「超早いじゃんw」

いつも通りの会話。

こうやって話している間も、俺の心臓はどんどんうるさくなっていく。

うるさいのを通り越して、止まってしまいそうな心臓に胸から手を当てる。

落ち着け……大丈夫、練習したじゃん。

気持ちを伝えるだけ。

よし、言おう。

「ダーマ、話、なんだけど。」
「あー、うん。何？」
「俺、ダーマのこと、昔から好きだったんだ！俺と付き合って！」
「！？！？」

その時のダーマの驚いた顔を、俺は一生忘れないだろう。

その後、少しずつ紅くなって、時間をかけて耳まで真っ赤になった顔もね。