同盟 5 ページ16
それは、モトキとマサイを離す事。
この2人はパソコンの話とかでも盛り上がる2人だ。
それに、マサイの好きな人を知ってるから尚更。
さて、どうするか…あ、良い方法あんじゃん。
そして俺は行動に移した。
まず、ぺけたんにこっそりと小声で伝える。
「ぺけ、ちょっといい？」
「ん？何？」
小声で話しかけると、ぺけたんも小声で返事してくれた。
「作戦を1つ実行に移す。グーな。」
「りょーかい。」
「なーなー、じゃんけんしよーぜ！」
「え？」
「いきなりどしたの？」
「それなw」
唐突な俺の言葉に全員が驚く。
もはやぺけたんまでも。
そんな4人に俺は、早く早く、と急かした。
そして声を揃えて言った。
「「「さぁいしょはグー！じゃんけんポン！」」」
負けたのはぺけとマサイ。
勝ったのは俺とモトキとダーマ。
実はこれ、分かってた結果。
いつもメンバーをよく見ている俺は、マサイとモトキが最初に何を出すか見当がついていた。
マサイはグー、モトキはパーだ。
だからぺけにグーを出させて、俺はパーを出した。
なんとなく呼んだダーマは運良くパーを出してくれたから良かった。
そして俺は言った。
「じゃ、ぺけとマサイコンビニ行ってきて。」
「え？」
驚くマサイと、あーなるほど、って顔したぺけたん。
そしてぺけたんも俺に合わせる。
「負けたし仕方無いよ。行こ？マサイ。」
「まぁ、仕方ねぇか。」
「俺抹茶な。」
「じゃあ俺グミ。」
「俺なんでもいいから。」
と、次々に皆注文する。
俺はうん、いつも通りの注文だ、なんて思っていたw
俺の目的の1つ、モトキとマサイを引き剥がすはクリア。
そしてもう1つ、マサイとぺけたんを2人きりにするもクリア。
後はぺけたん次第だ。
そう思いながら3人で言った。
「「「いってらっしゃ〜い！」」」
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作者名：姫風 心 | 作成日時：2017年3月21日 13時
